毎月の光熱費削減!住宅用太陽光発電と蓄電池
オール電化と住宅用太陽光発電の相性
今回は、オール電化と住宅用太陽光発電との相性の良さをお話しします。
オール電化住宅には、オール電化住宅向けの電気料金プランがあります。夜間の電気代がグッと安くなる料金プランです。
ただ、この料金プランでは、夜間の電気代は安くなりますが、代わりに日中の電気代が高くなります。具体的には通常25円程度の買電単価が32円程度まで上がります。
しかし、住宅用太陽光発電システムを設置していれば、その高い電気を使う必要がありません。昼のあいだ、ご自宅で発電しているわけですからね。これが、私が「オール電化と住宅用太陽光発電の相性がいい」と言う理由の一つです。
相性の良さを実例でご紹介します
オール電化と住宅用太陽光発電の相性の良さを実例でお話してみようと思います。
高知県にご夫婦二人でお住まいのご家庭の例です。
住宅用太陽光発電を設置するまで月々の光熱費等の支出は、電気代約1万円+電気温水器 約3000円+ガス代 約3000円+水道代約3000円=約1万9000円でした。
そこにオール電化(エコキュートとIHクッキングヒーター)、住宅用太陽光発電、それから、節水型トイレを導入しました。その結果、月の支出は……
電気代 約3500円+水道代 約1200円+ローン返済 2万5000円(補助金あり)=2万9700円。
支出が増えたように見えますが、しかし、太陽光発電には売電収入があります。ある月の売電収入5万400円と合わせてみると、
売電収入5万400円-支出2万9700円=2万700円。
売電収入によってこの月はプラス2万700円です。
オール電化住宅の安全性
オール電化住宅は安全性の面で高く評価されています。消防庁のまとめでは、建物火災の原因第一位は「コンロからの出火」です。
オール電化の場合、コンロではなくIHクッキングヒーターを使いますから、火はまったく使いません。それゆえコンロからの出火というリスクはありません。
また、エコキュートには貯水タンクがあります。飲用水としては利用できませんが、災害時に生活用水として使用することができます。
もちろん、住宅用太陽光発電システムは、災害時に停電になっても自宅で電気を作れます。こうした点も、オール電化と住宅用太陽光発電の相性の良さと言えるのではないでしょうか。