大規模修繕時にも、「法定福利費」を工事費用見積りに明示
中東情勢の緊迫は、高知の一大イベントである「よさこい祭り」にも影響を及ぼしているようです。よさこい祭りには「鳴子」が必須ですが、「鳴子」に使う塗料が不足しているのです。イランによるホルムズ海峡の封鎖が続いており、塗料や溶剤に必要なシンナーの原料となるナフサが手に入らないからです。仕入れ先からは「5月に入っても卸せるか分からない」とも伝えられており、すでに4月から鳴子の受注をやむなく停止しているところもあるみたいで、高知の夏の音色が今年は鳴り響くかが心配です。
この塗料不足はマンションの修繕にも大きく関わってきており、私の顧問先のマンションでは、5月の総会で承認予定の工事が、承認されても工事の実施予定が見えないのです。承認予定の工事費用は昨年秋に提出していただいた見積金額で、修繕業者には費用の増加がないことを確認しましたが、大手塗料会社から修繕業者に送られてきた通知書を見る限りでは、シンナーの供給見込みが不透明なために価格が8割高になるようですので、ホルムズ海峡の封鎖が長期化するようでしたら価格の変更の申し出があるかもしれません。
<日本ペイント>
中東情勢に伴う当社製品の供給に関するご案内
<関西ペイント>
中東情勢を背景としたシンナー製品の出荷統制および価格改定
昨日夜に、別のマンションの専門委員会で、上記マンションと同じように5月の総会で承認予定の屋上防水工事について、修繕業者同席のうえ検討を行いましたが、修繕業者の説明では、材料の手配ができないためにウレタン塗膜防水による工事がいつから始められるかが未定で、しかも見積金額からは相当な増額が見込まれるとのことでした。
また説明によりますと、塩ビシート被覆防水での工事は、現段階ではかろうじて3割高で材料が手に入るようですが、明日以降はどれぐらい割高になるかわからない、又は入手できなくなることもあるとのことです。このような生の修繕業者の声を昨日聞くことができました。
現在、大規模修繕工事の実施を近々に予定されている管理組合様にとっては、本当には頭を抱えそうな案件だと思いますが、中東情勢の成り行きを気にしつつ予定修繕業者との話し合いを密にしていただき、価格面や工事期間を含め、工事の実施内容を慎重に決めていただきたいと思います。加えて、組合員様への丁寧な説明も是非お願いします。



