浄化槽設備工事7人槽編
前回の続きです。
補助金申請の許可も下り、いよいよ着工です。
浄化槽を据え付ける場所はここ
排水の起点となる流しから25m離れた車庫の片隅です
今回は5人槽。佐川では7人槽が続いたのでほっとしています
この浄化槽埋設中に昔の道の石垣が出たのです(+_+)ドウシヨウ
っとか言ってもやはり代わり映えしない・・・( ̄▽ ̄;)
こんなトラブルは毎回と言っていいほどあるんですけどね!
で、今回は露出配管の話なのです
その流しの現状はこんな感じ
ここから始まり25m先の浄化槽までほぼ露出配管です
今回使う材料をざっくり並べて抜かりがないか調べます
注文するときよく抜かっているんですよ(;^_^A
継手が足りずに手待ちになったり、1個の材料だけ持ってきてもらうのも悪いし(;'∀')スマン
今回のような露出配管の場合はVP管という管の肉厚が厚いものを使用します
わかりにくいですか(;^_^A
これがVP管です
そして埋設工事で使う汚水桝は使用せず掃除口を取り付けます
掃除口の間隔は枝管がなくても6mごと
パイプの向こうに見えている明かりは6m先、その先が12m先
まっすぐですね(*´з`)
そんな感じで配管した流しからの様子がこちら
こんな感じで配管していき
この現場最大の見どころ?はこちら
上が浄化槽への流入管、下が浄化槽からの放流管ですが
浄化槽への流入管の擁壁へのコアを45度で抜いて
擁壁と浄化槽のバチリを11度1/4と読んでいた通りの奇跡の配管
この距離で合わすのはなかなかです( ˘ω˘ )ジガジサン
そうして完成した配管
こんな感じで随所にこだわりを隠し入れて工事をしています
配管の支持はもちろんステンレスのⅬアングルとUボルト
排水管は勾配が命?なので、間違った取付方をすると必ず狂います
立管バンドなどで固定しているのを見ますが用途が違います
横使いすると絶対に持ちません(-X-)タレルヨ
かといって100点を目指すと施主さんの負担はどんどん重くなるので
経験上のいいところを見計らうってのは必要だと思いますが(。-∀-)ムズカシー
そして露出配管のもう一つの注意点!塩ビ管は結構伸縮する(鉄の約7倍らしい)ので、
伸び縮みを繰り返して合流などの継手が割れるようです
今までそんな感じで割れた配管はたくさん見てきましたが、
それがどのくらい昔の配管かはわからなかったので
経年劣化だと思いこんでいましたが・・・
新しくても割れたというのを聞いて学びました(@_@;)ホントダー
なので、伸縮継手は結構入れてます(゜_゜>)
せっかく合併浄化槽を入れて生活排水を全て処理できるようにしたのに、
垂れてつまった。割れて漏れたでは意味がないのでね!!