相談事例 『30代から始める家づくり』
お金持ちは徹底して支出を抑えることを考えているので、とても質素な生活を送っていることが多いのです。実際の収入に比べ、低い生活水準を保っています。一度生活水準を上げてしまうと元に戻すのは難しいものです。お金持ちの考え方を参考に、貯金を増やすには「質素な生活に徹すること=節約」ということを頭に入れておきましょう。
金額が大きく毎月かかる固定費を節約して貯金を増やす
月々一定にかかる固定費は、何もしなくてもお金を減らしていきます。大きな固定費の見直しから始めると効率よく貯金が増やせます。
固定費とは家賃、保険、通信費、車の維持、ローン各種などです。
例えば家賃が現状より2万円安ければ年間24万円の節約になります。保険もたくさん入るのではなく、本当に必要な保障かどうかを見直しましょう。
通信費も家計に大きく負担を掛けている場合があります。携帯電話のプランはややこしいと感じるかもしれませんが、自分の使い方の傾向などを相談して最適なプランに変更しましょう。
また、車を所有している場合は本当に必要かどうかから見直し、必要であれば維持費で節約できるところはないか探しましょう。またローン各種も金利や借り換え、繰り上げ返済など有効な手立てがないか専門家であるファイナンシャルプランナーに相談してみるのもおすすめです。
使わなくていい無駄使いをなくして貯金を増やす
知らず知らずのうちにお金を使ってしまっているとしたら、もったいないと思いませんか?
「食事を作るのが面倒だな」という時に、近くのコンビニでお総菜を追加するために買いに行く。すると、おいしそうなデザートが目についてついつい買ってしまったということはないですか?
また、食事を作る時間がないので外食ですませてしまう、ということもあると思います。ですが、外食ほどお金が掛かるものはないのです。コンビニで無駄に高い買い物をしているとしたらもったいないことです。できるだけ外食やお総菜をやめて、家で美味しいご飯を作ることを心がけましょう。
外食をゼロにしなくてもいいのですが、外食する予算をあらかじめ立てておいて、計画的に食べたい物を食べに行くというようにしておきたいですね。
賢く収入を増やして貯金を増やす
お金を貯めるには、目的、目標を立て、お金の色分けをし、毎月一定額を必ず貯金することです。
そのためには給料をもらったら、まず貯金分を引いて貯金専用の別の口座へ移すことです。残りのお金で固定費や生活費を使うようにします。また、それとは別につもり貯金もおすすめです。外食や喫茶店へ行ったつもりでその分を貯金するのです。少し我慢した代金を貯金するという方法も結構貯まりますよ。
ほかには不要品をフリーマーケットやリサイクルショップに売った分を貯金します。使わない引出物や調理器具、着なくなった服など持っていても無駄ですからね。高額にはならないかもしれませんが、部屋もすっきりと片づいて一石二鳥です。
➢ 家計のやりくりで貯金をふやすための3つのコツ