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由籐久和

家計に適した住宅取得・住宅ローンや保険を提案するプロ

由籐久和(ゆとうひさかず) / 家計プランナー

ファイナンシャルプランナー FPライフ

コラム

家を購入するときに抑えておくべき必須のポイント

2016年7月10日 公開 / 2016年11月24日更新

テーマ:家を購入する流れ

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 退職 手続き退職金制度 導入


家を購入する時は、「理想の住まいを手に入れられる」と、よいことばかりに目がいってしまいがちですが、実は家の購入に関するトラブルは絶えません。家を購入する際の注意点や気をつけるポイントをご紹介します。

家の種類と場所のメリットデメリットを把握しておくこと

住宅を購入するといっても、住宅にはさまざまな種類があります。新築の注文住宅、新築の建売住宅、新築のマンション、中古の一戸建て、中古のマンションの5種類あり、それぞれにメリットとデメリットがあります。ライフスタイルや家族構成によっても向き不向きがあります。

また、購入したい住宅の周辺環境は重要です。騒音や悪臭を出す施設がないか、治安は良いか、病院やスーパーなどが利用しやすいか、子どもの進学先は充実しているかなどチェック項目がたくさんあります。

既存の住宅地であれば、ご近所は顔見知りが多く治安の不安は少ない場合が多いのですが、その一方で新しい住人が受け入れられるまで時間がかかることもあります。新興住宅地の場合は一斉に入居が始まる場合も多く、世代が近い人同志がご近所になることも多いので友達ができやすくご近所づきあいも気楽な反面、何かトラブルが起きた際は責任の押し付け合いになるケースもあります。

予算は多めに用意しておいた方がベター

頭金が少なくても家を建てることができる時代ですが、できればある程度まとまったお金を用意しておいた方がスムーズにいきます。

特に注文住宅で家を建てる場合は、土地の場所や状態によって予想よりも予算がかかるケースは少なくありません。少ない予算でも素敵な家を建てることは可能ですが、そのためには相応の努力も必要になってきます。

どういったタイミングで家を建てたい、購入したいという明確な目標がある場合はそれに向けて貯金をしておくことをおすすめします。

家を購入するタイミングを考える

家を購入するタイミングに決まりはありませんが、人生において家を買いやすいタイミングは3つあります。

まず、子どもが生まれる時です。家族の構成がある程度決まる時期のため、家を購入するには良いタイミングのひとつです。

その次は子どもが小学校に上がるときです。就学環境を把握しやすく、子どもの教育によい地域もわかってくる時期でもあるので、このタイミングで購入する方も多いです。

最後は定年に合わせた時期です。今まで住んでいた家をいったん売却し、夫婦ふたりで住みやすい家を購入するケースです。ローンが通りにくい場合もあるのですが、退職金と貯金を利用して一括で買う方もいらっしゃいます。

将来を見据えての家計から判断すると、ほとんどの方が住宅ローンで対応すること、住宅取得後もお金に対する不安を払拭したいと思うのであれば、大切なことのひとつに「時間」があります。

25歳で家づくりを始めると、ローン終了は60歳、40歳で始めると75歳、50歳だと80歳ですね。
ローン終了の年齢を考えると、短期でのローン借り入れとなり貯蓄が並行してできない可能性が大きくなります。

退職時に、気が付けばローンも完済して家はあるがお金はない状況になり、老後破産が現実となる恐れが大きくなることを忘れずに対応しましょう。

住宅取得を検討するなら現状把握をして、少しでも早く取得することをお勧めします。

このように予算、立地、タイミング等吟味して満足できる家を購入しましょう。

住宅ローンの頭金は本当に必要?
家を購入しようと思ったときに最も重要な“資金計画”

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