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由籐久和

家計に適した住宅取得・住宅ローンや保険を提案するプロ

由籐久和(ゆとうひさかず) / 家計プランナー

ファイナンシャルプランナー FPライフ

コラム

家計をやりくりできない人の特徴と対処法

2016年6月9日 公開 / 2016年11月24日更新

テーマ:主婦の家計やりくり

コラムカテゴリ:お金・保険


決まったお金でやり繰りできないと家計は赤字になってしまいます。それをわかっていても、給料日前に「どうしてこんなにお金がないんだろう」と考えているようなお金のやりくりが下手なタイプには、ある特徴があります。その特徴別に対処法をご紹介します。

そもそも何にいくらかかっているか出費を把握・管理していない

上手に家計をやりくりするには、何にいくらお金がかかっているのかをしっかりと把握していないとできません。「うまくやりくりできない」と困っている人の多くは、さまざまな出費をほとんど把握していないというタイプです。これまでもお話ししてきた通り、「収入-支出=貯蓄」ではなく、「収入-貯蓄=支出」がお金のたまる公式です。
いずれにしても、出費を把握しないことには、節約や貯蓄をしようにも対策できませんよね。

毎月同額の家賃や請求書の発生する水道や電気、ガスなどの光熱費は比較的わかりやすいので領収書や明細を確認しましょう。把握しにくい食費や雑費、交際費なども含めて、とにかく1カ月どれくらいかかっているかをチェックすることです。家計簿アプリなども使って管理を行いましょう。

「どうしても良いものがほしい」と身の丈に合わない生活をしている

買い物をする場合に「ブランド品でないと」「どうせ買うなら良い物でなくては」と考えているタイプも、やりくりが下手なタイプです。

最新のブランドスーツ、ネットで見たおしゃれなかばんや靴、オーガニックの食材…。もちろん、良い物を長く使ったり、体にいい物を食べたりとこだわりたい部分はあったとしても、どうしても欲しい物のために毎月いくらか貯金しておくなど、収入に応じて優先順位を付けることが大切です。

もちろん、妥協も必要と考えること。身の丈にあったものを選びましょう。

支払いの把握ができないほどクレジットカードを使いすぎている

クレジットカードはポイントが貯まったり、特典があったりと使い方次第では便利でお得な場合もありますが、落とし穴もあります。

やりくりが苦手なタイプがクレジットカードを使うのはいいのですが、支払いの把握ができていない場合が怖いのです。カードでの買い物に慣れてしまって、たくさんお金を持っているような錯覚に陥り使いすぎてしまうのです。

さらに、高額な利子の発生するリボルビング払いを気軽に使ってしまう傾向があります。月々の支払いは少なくても、利子を支払わなければならないことをわかっていない…といった場合もあります。

分割でなければ買えない物がほしい場合は、一旦家に帰ってじっくり考えることも必要です。冷静に考えて買い物をするように心がけてください。
また、やりくりが苦手なタイプの方は、よく使うクレジットカードを1枚にして、支払いの管理をわかりやすくすることをおすすめします。

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