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住宅取得の頭金はいくら必要?

由籐久和

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テーマ:FPマンの独り言

住宅取得の頭金はいくら必要?

 住宅取得予定での相談者に質問をされるひとつに頭金の金額はいくらかまえればいいんですか?
自己資金少なくても家づくりは可能ですか?
など自己資金の金額について相談されることがあります。
頭金(自己資金)は最低20%必要ですね。とか言われたことはないですか?
どうして20%の数字が出てくるんでしょうか。実は以前は住宅取得の際ローンを組むのに20%の自己資金が必要だったからでしょうね。(住宅金融公庫は80%融資)
いつのまにかそれが浸透したように思います。現在は100%融資のローンもあれば90%融資(支援機構は来年春から100%融資になりそう)のローンもあります。
頭金(自己資金)の金額は家計全体からベストな金額を算出するのがいいと思います。


例えば...
収入、支出同一条件で住宅ローンの差額を貯蓄、残金の手持ち資金を目標金利で有効活用していった場合ライフプランシミュレーションはこんなにも違いました。

住宅取得金額2,000万円 35年 3% 100万円あたりの支払額3,849円

あくまでも想定ですが、
A:全額現金で取得(ローンなし)
  年間貯蓄額92万円 65歳時貯蓄残高 4,570万円
  住宅ローン支払い分 76,980円×12=92万

B:頭金1,000万円 残1,000万円を有効活用(目標金利3%)
  住宅ローン毎月 38,490円 年間貯蓄額46万円 
  65歳時貯蓄残高 9,520万円

C:全額ローン 残2,000万円を有効活用(目標金利3%)
  住宅ローン毎月 76,980円 年間貯蓄額 なし
  65歳時貯蓄残高 9,462万円


みなさんはA:B:C 可能ならどれを選びたいですか?

 陥りやすいのが借り入れ金額が少ないと家計がよくなるという誤認識。家計は良くしないと良くならない。払いやすいのが最良ではなく、楽に払えるだけ。それぞれの家庭で最良の頭金額は変わる。しっかりと目的を持ち行動し、変化に対応することが結果につながると思いますので是非行動につなげてみてください。

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由籐久和
専門家

由籐久和(家計プランナー)

ファイナンシャルプランナー FPライフ

家計診断、貯蓄計画、保険、住宅取得、住宅ローンなどを家計から判断し、ベストな選択肢をアドバイスする家計プランナー。実行サポートまで対応する。高知を応援する月刊誌で家計の未来予想図として連載中!

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