凍害って?まずは自分で簡易検査!
結露は、空気が冷やされ空気中の飽和水蒸気量が下がり水滴となって付着する現象のことです。
外壁の表面で起こるだけでなく内部でも結露が発生することがあります。
外壁の内部や床下など、見えない場所にできる結露のことを内部結露といいます。
内部結露は、外からの空気ではなく、外壁内部からの空気が原因で、
何らかの理由によって湿った空気が室内から建材内に入り、
外壁の内側に当たることで結露化してしまいます。
内部結露は発見しにくく、気がついたときには
建材が腐食していることも多いため厄介な結露です。
一般的に外壁の内部結露を予防する方法として効果的といわれるのが、
内部結露の原因である水蒸気を外へ逃がせるため、
壁材と断熱材の間に隙間を作り、空気が循環できるように通気層を作ることです。
水蒸気を逃がすとともに換気もできるので、カビの発生も防げます。
その他に、断熱材を外壁の内側(柱の外側)に付け、外断熱にすることでも内部結露は抑えられます。
ただし、内断熱の住宅を外断熱にする場合には、外壁材を剥がして大規模な工事をする必要があるので、
塗装などのメンテナンスより高額な費用がかかります。