凍害って?まずは自分で簡易検査!
これから本格的な冬になっていきますね。
冬に気をつけねばならないのが、外壁のクラックの凍結被害です。
凍害とは、外壁材が吸水した水分が凍結と融解を繰り返すことによって、
塗装がボロボロに剥がれたり、外壁材が割れてしまったりと、劣化していく現象のことです。
極寒地でよく発生する現象ですが、寒い時期は、劣化の程度に差はあるものの、全国で起こる可能性があります。
一般的に凍害が起きやすい窯業系サイディングは、
少しずつ経年とともに塗膜の効果が失われ水を吸収しやすい状態になり、
外壁が水を含むと、夜間など気温が下がった際にその水が凍結します。
水は氷になると約10%も体積が増えるので、外壁内部に侵入した水分も凍ることで膨張し、
その後、日中の暖かいときに溶けてまた水に戻り、夜にまた凍るというサイクルを繰り返し、
ヒビ割れや外壁材の剥がれ、建築材の腐食や欠損の発生に繋がるのです。
残念なことに凍害は一度発生するとどんどん進行してしまいます。
最悪の場合は建物の躯体にもダメージを与えることになります。
凍害の症状は放置せず、すぐ補修・メンテナンスを検討して下さい。