外壁屋根塗装工事の現場調査・・・失敗しないための注意点!
シーリング(コーキング)は、
弾性に富んだ樹脂系の目地充填剤のこと。
外壁材(サイディングボード、ALCパネルなど)は、
工場で生産した建材を工事現場まで搬入し、
躯体壁面に貼り付ければ外壁ができるので、
コンクリートやモルタルを躯体壁面に塗る左官工事より、
工法が容易で工期も短いことから、急速に普及していますが、
外壁材は非常に堅いので、隙間を設けずに貼りつけると
気温変化などによる膨張で外壁材が衝突し破損してしまいます。
そこで、レールのように一定の隙間を置いて、
壁面に貼り付ける必要があるのです。
この一定の隙間である「目地」に
シーリング(コーキング)を注入することにより、
防水性と耐候性の高い外壁を作ります。
いわば、シーリング(コーキング)の弾力性で
外壁材の膨張を吸収し破損を防ぐことで
長寿命化を実現しているのです。
しかし、シーリング(コーキング)自体も、
風雨、太陽光などの自然負荷により経年劣化します。
劣化が進むとひび割れ、剥離などが発生し、
緩衝剤の役割を果たせなくなってしまうので、
シーリング(コーキング)の劣化具合は定期的に点検する必要があります。