短所が長所になるってホント!?
みなさん、こんにちは。
国語専門オンライン学習塾 啓理学舎の篠田です。
今回は
「お子様に伝えるときはIメッセージで!!」
ついてお話をさせていただきます。
【IメッセージとYOUメッセージ】
まずは、I(アイ)メッセージとYOU(ユー)メッセージについて説明させていただきます。
「YOUメッセージ」
相手の行動を責める、評価する言い方になります。
「あなたが〜した」「あなたはいつも〜だ」
という形で始まることが多いです。
例)「あなたが寝坊したから、みんな困った」
「あなたはいつも片づけないよね」
「なんでそんなことをするの?」
上記のようなことを言われると、非難されたり、責められたりしているように感じます。
そして、相手と対立が起こりやすくなります。
「Iメッセージ」
自分の気持ちや困っていることを中心に伝える方法です。
「私は〜と感じた」「〜だと困る」など、自分を主語にして話します。
例)「あなたが遅れると、私は心配になる」
「部屋が散らかっていると、私は落ち着きがなくなる」
「私は、時間通りに始めたいと思っている」
相手を責めずに自分の気持ちを伝えることで、相手も受け入れやすく、協力的な関係を作りやすくなります。
どうでしたか? お分かりいただけましたか?
YOUメッセージだと、お子様から反発を受けるだけで、親子関係も悪くなるだけです。
Iメッセージを使うことで、お子様との良いコミュニケーションを保つことができます。
ぜひマスターしてください。
【Iメッセージ例】
それでは、場面別に「Iメッセージ」例を挙げておきます。
参考にしてください。
これ以降、Iメッセージを(I)、YOUメッセージを(YOU)とします。
○片付けをしないとき
(YOU):「早く片づけなさい!」
(I):「部屋が散らかっていると、お母さんは疲れてしまうから、少し片づけてくれると助かるな。」
○宿題をやらないとき
(YOU):「なんで宿題をやらないの?」
(I):「宿題をしていないと、お母さんは心配になる。終わってからゆっくり遊ぼうか。」
○朝の支度が遅いとき
(YOU):「いつまで寝ているの! 早くしなさい!」
(I):「時間に遅れそうだと、お母さんは焦ってしまう。一緒に急ごうか。」
○スマホ、ゲームをやめないとき
(YOU):「いいかげんにやめなさい!」
(I):「長くゲームをしていると、お母さんは心配になる。休憩して目を休めようね。」
○言い返してくるとき
(YOU):「口答えしないの!」
(I):「強い言い方をされると、お母さんは悲しい気持ちになる。ゆっくり話してね。」
○勉強や練習を頑張っているとき
(YOU):「やっとやる気になったね。」(評価的)
(I):「頑張っている姿を見ると、お母さんはうれしくなるし誇らしいよ。」
【親子でIメッセージをうまく使うコツ】
Iメッセージをうまく使いこなすコツを記しておきます。
○責めない
「あなたが悪い」のではなく、「私は〜と感じた」と伝える。
○気持ちを正直に
怒りの奥にある「心配」「悲しみ」「期待」を言葉にする。
○お願いで終わる
命令ではなく、「〜してくれると助かる」で締める。
○短く・やさしい言葉で
感情的になりすぎず、伝わりやすい言葉を選ぶ。
【まとめ】
最後に今回のコラムのまとめです。
⑴ (状況)〜のとき
⑵ (自分の気持ち)私は〜と感じる
⑶ (お願い)〜してもらえると助かる
例)「あなたが夜遅くまで起きているとき、お母さんは心配になるから、もう少し早く寝てくれると安心する。」
どうでしたか?
Iメッセージを使い、お子様との関係を良好に保ちましょう!




