仲介手数料の割引だけで選ぶと危険?建売物件購入の落とし穴
不動産仲介の仕事は、契約と引き渡しが終わればひと区切りだと思われがちです。しかし、私はそこからが本当のお付き合いの始まりだと考えています。住まいは人生に大きく関わるものですから、お引き渡し後もさまざまな状況に応じてご相談いただける関係でありたい、これが私の仕事観の根っこにあります。
実際、購入後の売却サポート、NISA(少額投資非課税制度)の活用、各種保険の見直し、住宅ローンの借り換え、買い替えなど、住まいにとどまらないご相談を、長くお寄せいただいています。「全幅の信頼を置いているので、家を探している知人がいるといつも高橋さんをご紹介しています」「紹介した友達も幸せになってくれて私もうれしいです」というお声をいただくこともあり、新たなお客さまがさらに別の方をご紹介くださる連鎖が生まれています。屋号「ワンフィニタス」は「ONE(1つ)」と「INFINITAS(無限)」を掛け合わせた言葉ですが、まさにその名のとおりの広がりを実感しています。
先日も郊外の物件をご案内した際、お客さまが車で迎えに来てくださることがありました。仲介という仕事を超えた関係性のなかで、人生の節目に呼んでいただける。こうしたお付き合いが、私にとって何よりのやりがいです。お客さまにとって有益な情報をお伝えできるよう、自分自身を更新し続けることが求められていると感じています。長い業界歴を通じて「自分を磨き続けることが最大の財産」という考えに至りましたが、その学びを次のお客様に還元できるのは、長くお付き合いを続けるスタイルだからこそだと思っています。
物価高の影響で住まいの取得に不安を抱える方が増えるなか、行政での相談対応に関わってきた経験からも、「もう少し早く情報が届いていれば」と感じる場面は本当に多いです。だからこそ、購入の判断を急がせる前にご家族の家計と将来設計を一緒に整理し、引き渡し後も長く伴走する。組織の拡大よりも現場でお客さまと向き合い続ける姿勢を、これからも大切にしてまいります。


