住宅購入の失敗を防ぐには物件探しより先にFP相談|エリアと予算決定のこだわり

高橋徹夫

高橋徹夫


「良い物件が見つかったら、そこから住宅ローンを考えればいい」。住まい探しを始めたばかりの方は、このようにお考えの方も多いのではないでしょうか?ですが実は、この順番こそが後悔につながりやすいポイントなのです。

私のところにご相談にいらっしゃる方の多くも、最初は物件情報のことで頭がいっぱいです。でも私がまずお伝えするのは、物件を探す前に「エリアの選定」と「予算の決定」、そしてそのためのFP相談から始めましょう、ということ。この最初のひと手間が、購入後の人生を大きく左右すると考えているからです。

住まいは人生に大きく関わる買い物です。だからこそ私は、目の前の一件を決めることよりも、その後何十年と続くお客さまの暮らしまで見据えたご提案を心がけています。今回は、私が実際にたどっている購入から引き渡しまでの流れと、そのなかで最も時間をかけている部分について、正直にお話しします。

住まい購入は「物件探し」から始まらない

多くの方が意外に思われるかもしれませんが、当社では、住まいの購入は物件を探すところからスタートするわけではありません。私がお客さまと一緒に進めていく流れは、大まかに次のようになっています。

まず購入物件エリアの選定と予算の決定のためのFP相談を行い、あわせて住宅ローンの事前審査をスタートします。そのうえで物件の内見に進み、気に入った物件があれば購入の申し込みと金額交渉を行います。売買契約を結んだ後は、銀行で住宅ローンの本審査に申し込みます。

さらに、新築や未入居の物件であれば内覧会で傷などの有無をチェックし、補修が必要な箇所を確認します。最後に銀行で金銭消費貸借契約(金消契約)を結び、決済と引き渡しを迎えて、ようやくお客さまの住まいとなります。

金消契約とは、金融機関から住宅ローンとしてお金を借りる際に結ぶ、正式な貸し借りの契約のことです。この一連の流れのなかで、私が入り口として何より重視しているのが、いちばん最初のFP相談の部分です。

最初のFP相談に、私がいちばん時間をかける理由

なぜ最初のFP相談にそこまでこだわるのか。理由はシンプルで、ここでつまずいてしまうと、購入後のライフプランが大きく崩れてしまうからです。

FP相談とは、家計の状況や将来の収支の見通しを整理しながら、無理のない予算や資金計画を一緒に考えていく相談のことです。エリアの選定や予算の決定は、この相談を土台にして初めて、地に足のついたものになります。

ここを失敗してしまうと、その後のライフプランが崩れ、返済のシミュレーションもかなり厳しいものになってしまいます。しかも購入後にそのずれを修正するのは、とても難しいのです。そのため私は、物件を見に行く前のこの段階に、いちばん時間をかけています。

家計の状況を整理して無理のない住宅ローン計画を立てることで、結果的に支出全体の見直しにつながる場合もあります。行政での相談対応に関わってきた経験からも、「もう少し早く情報が届いていれば」と感じる場面は、決して少なくありませんでした。

時代の情勢に合わせた銀行選びとエリア選定

もうひとつ、私が大切にしているのが、その時々の時代の情勢に合わせるという視点です。

住宅ローンの金利や銀行の商品は、時代の情勢によって変わっていきます。ですから「以前はこの銀行が良かった」という知識をそのまま当てはめるのではなく、いま最適な銀行はどこかを、その都度見極める必要があります。私が銀行の選定やプランニング、エリア選定のご提案を行うときは、常にこの「今」を起点に考えるようにしています。

こうした判断の質を保つために、私が日々続けているのが最新情報のブラッシュアップです。金利や制度、物件相場の動きは絶えず変化しますから、自分自身を更新し続けることが、お客さまに有益な情報をお伝えするための前提だと考えています。

私が住宅ローンやエリアの提案にここまでこだわるのは、お客さまの購入が失敗してしまうと、その後のライフプランニングの修正が難しくなるからにほかなりません。だからこそ、入り口の設計を丁寧に行うことを何よりも大切にしています。

納得のいく住まい選びは、丁寧なヒアリングから

私が代表を務めるワンフィニタス株式会社(ONE FINITAS)では、こうした一連の流れを、一人一人のお客さまと向き合いながら進めています。

数多くの物件をご案内すると、かえって迷われる方も少なくありません。本当に良い物件を逃してほしくないからこそ、私はヒアリングを通じて、お客さまが本当に求めている条件を整理し、納得いただける物件に絞ってご提案することを心がけています。最初のFP相談でしっかりと予算とエリアの軸が定まっていれば、この物件選びも驚くほどスムーズになります。

そして購入後も、関係が終わるわけではありません。売却時のサポートやNISAの活用、各種保険の見直し、借り換えや買い替えのご相談まで、住まいにとどまらない長期的な視点で伴走していきたいと考えています。

ワンフィニタスという社名には、「ONE(1つ)」と「INFINITAS(無限)」を掛け合わせ、不動産を軸としながら可能性が広がり続けていく、という思いを込めました。

まとめ

住まいの購入は、物件探しよりも前の「最初のFP相談」で結果の多くが決まります。エリアと予算の土台を丁寧に設計しておくことが、購入後の暮らしを守る最良の準備になると私は考えています。

・これから住まいの購入を考え始めるという方
・住宅ローンやエリア選びに不安がある方
・無理のない予算計画を立てたい方


まずはお気軽にご相談ください。ワンフィニタス株式会社(ONE FINITAS)へのお問い合わせは、弊社公式サイト(https://onefinitas-estate.jp/)から承っています。

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高橋徹夫
専門家

高橋徹夫(不動産業)

ワンフィニタス株式会社 -ONE FINITAS-

ヒアリングを通じて顧客の意図を整理し、要望に合う不動産を厳選して提案。初回相談で方向性が定まるケースも多く、その後も人生設計や資産運用を見据え、住まいとお金の課題に継続的に向き合います。

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