NISA口座のできた背景!?

渡辺博士

渡辺博士

テーマ:株式・投資信託

 最近、NISAって言葉を金融機関でよく見ませんか?
これって、実は今存在しない制度なんです。

当たり前ですよね。
だってこれは来年1月1日から始まる制度です。

 背景として、騒がれてないけど証券税制のうち、株式や株式投資信託は10%の源泉所得税が引かれていました。(復興税は無視してます。)これはそもそも20%が本来の税率だったのに10%に軽減されていたのでした。
 しかし、税収が不足している財務省は国税庁に税金が不足しているから、そろそろ軽減税率を元に戻したらどうかと打診していました。
 そんな中、内閣府は景気が良くならないと税金が取れないから、金融庁に対してもっとおいしい政策をやって景気刺激策に繋がらないといけないと言って、景気の先行指数である株価の釣り上げにひと役買おうと、この10%の軽減税率を恒久的に10%でいいのではないか?と言っていた。
 そこで、10%を維持したい金融庁と元の20%に戻したい国税庁とが何度かぶつかって激論をしてきました。
 そんな中、どうしても20%に戻したいならとイギリスにいい制度があるよと金融庁。100万円位しか年間で投資のできない人たちはお金持ちではないのだから、いっそ税金を取るのをやめている。この制度を利用しない手はないと、日本版ISA制度(少額取引非課税制度)を編み出した。
 これなら、100万円以上のお金持ちからは多く税金を取って、100万円未満のお金持ちではない人には税金をかけない制度なのだから丁度いい制度だと言い出した。
 すると国税庁は、そんな制度ではみんな無税になってしまう。と言ったが、それなら1回やってみなければ分からないだろうと金融庁。
 じゃ10年間の期間限定でやってみよう。ということでできあがったのがNISAということです。
 さあ、この10月から税務署が始動致します。実際はどのようになるのかこうご期待。

(※本文中に未確認情報が多く含まれます。読み物としてご覧戴き、不確実な情報があることを予めご了承下さい。)

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