女性事務職50名が集まった生成AI×Excel PowerQueryセミナー──経営者が知っておきたい「現場の本音」
プログラミングの勉強でつまずくポイントって、だいたい決まっています。
変数、条件分岐、繰り返し、そして——関数
IT講師として、事務職やデスクワークの方にプログラミングを教えてきましたが、「関数」の説明を始めると、皆さんの表情がすん、と無表情になるのが分かります。もう、話す前から「分かりません」という空気を醸し出してるんですね。
今日は、その「関数」を、コードを一切使わずに説明してみたら思いのほか好評だった、という話をします。
なぜ「関数」でつまずくのか
まず、名前が良くないんですよね。
関「数」。
「数」という字が入っているせいで、学生時代の数学(あの y = 2x + 1 みたいなアレ)を思い出して、反射的に身構えてしまう。私自身、家政科出身のバリバリの文系で、数学はずっと苦手でした。だから、この「うっ…」となる気持ち、すごく分かるんです。
でも、断言します。プログラミングの関数は、数学じゃありません。
「関数」は、レシピカードです
私が研修で使っているたとえは、これです。
関数 = レシピカード
カレーを作るとき、毎回ゼロから「玉ねぎはどう切るんだっけ?」なんて考えませんよね。ルーの箱の裏にレシピが載っていて、それを見ながら作りますよね。
レシピカードのいいところは、
一度書けば、何度でも使い回せる
材料を変えても作れる(じゃがいもを里芋にしても作れる)
誰がやっても、同じ手順でできる
関数って、まさにこれと同じはたらきをするんです。
「あいさつメールを作る」「税込価格を計算する」——こういう決まった手順を、一度カードにまとめておく。そうすれば、必要なときに「あれやって」と一声かけるだけで、何度でも正確に実行してくれる。
ひとことで言うと、プログラムの中の、ちっちゃいプログラムです。
なんだか、急に簡単そうに思えてきませんか?
実はあなた、もう「関数」を使っています
ここでピンとくる方は鋭いです。
Excelの =SUM()
あれ、まさに関数なんです。中には「合計する」っていう小さなプログラムが入っていて、=SUM(B2:B6) と書けば、B2からB6を合計してくれる。
中でどう計算しているかなんて、知らなくていい。材料(合計したいセル)を渡せば、完成品(合計)が返ってくる。
これ、マイクロソフトが作ってくれた「できあいのレシピカード」を、あなたが呼び出して使っている、ということなんですね。
そう考えると、関数って、毎日のお仕事のすぐ隣にいたんです。
でも、本当に「分かった!」になるのは、手を動かしてから
ここまで読んで、「なるほど」と思っていただけたら嬉しいのですが——
私の経験上、頭で「分かった」と、自分で「できる」の間には、けっこう深い谷があります。
なので、私の講座では、いきなりコードを書きません。まず付箋とペンで、関数を組み立ててみるところから始めます。
黄色い付箋に「材料(名前)」を書いて
ピンクの付箋に「手順」を書いて
緑の付箋で「完成品を運び出す(return)」役を作って
こうして手で並べてみると、コードを書く前に、関数のかたちが体に入るんです。アナログで一度通っておくと、コードを見たときの「うっ」が、ちゃんと消えています。
続きはnoteで
その付箋ワークの全手順を、note連載「付箋で始めるプログラミング講座【超初心者向け】」の第4回にまとめました。
「あいさつ文を作る」関数を、付箋で実際に組み立てて、最後はJavaScriptのコードに翻訳するところまで、手取り足取り進めます。コードが書けなくても大丈夫。読みながら付箋を動かすだけでOKです
【note】付箋で始めるプログラミング講座 #04 関数
「プログラミング、一度挫折したんだよね」という方にこそ、読んでみてほしい回です。
数学が苦手でも、文系でも、大丈夫。一緒にやっていきましょう。


