「お母さんのせいだ」と言われるのが怖い ー その不安の奥にあるもの

三上緑

三上緑

テーマ:お母さんへ ― “育てにくさ”は、才能のサインかな

「いつか、お母さんのせいだと言われるのでは」。
そう思うと、胸が締めつけられることはありませんか。
子どもが学校に行き渋る、集団でうまくいかない、あるいは不登校になった。
そのとき、「私の関わり方が悪かったのでは」「もっと早く何かしていれば」と、自分を責める夜を過ごす。
その不安の奥には、子どもへの思いと、自分への問いが混ざり合っています。
能力の話をする前に、見直したいことがあるのです。




1. 自分を責める夜に、起きていること


怒ったあと、「またやってしまった」と一人で落ち込む夜。
叱りすぎて自己嫌悪に陥る。
そんな経験がある方は、少なくないでしょう。
そのとき、私たちは「私の関わり方が、この子を潰しているのでは」と、自分を責めがちです。
けれど、責めることと、見方を整えることは、別の営み。
責め続けても、関わりは変わらない。むしろ、自分を責めるほど、余裕がなくなり、関わりが荒くなることがあります。
責める前に、整える。その順番を、少し感じておいておいてほしいのです。





2. 「せいにされる」不安の正体



「お母さんのせいだ」と言われるかもしれない‥
その不安の奥には、「自分が親として十分でないのでは」という恐れがあります。
けれど、子どもの状態の原因を、親のせいだけに帰する見方は、実は単純化しすぎていることが多いです。
環境、関わり、その子の特性、周囲の見方。さまざまなものが絡み合っています。
親だけが責任を背負う必要はありません。その見方を、自分に渡すこと。
それだけで、少し楽になることがあります。


3. お母さん自身を、整える



お母さん自身が、安心の拠点でいられる。
そのゴールに、微調整で近づく。子どもを変えるのではなく、自分自身の軸を少しずつ育てる。
そうした営みは、目立たないけれど、家庭の土台をつくります。
お母さんがしんどいままだと、子どもにも余裕が届きにくい。
だから、お母さん自身を整えることは、子どもへの関わりを整えることにもつながる。
一人で抱え込まない。理解してくれる人、寄り添ってくれる人がそばにいる感覚を持てるかどうかも、大切な微調整のひとつです。


まとめ



「お母さんのせいだ」と言われる不安は、自分を責め続けることでは消えません。
見方と関わりを整え、お母さん自身を整える。
その視点が、親子の関係を支える土台になっていきます。

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三上緑
専門家

三上緑(音楽教育家)

一般社団法人カラフルエデュ協会

音楽教育家として「カラフルさん」を肯定。児童心理学と境界線リフレーミングを軸に母・指導者の判断力を整えます。二人の息子を私立小から大学へ導いた経験と音楽指導から子の才能を社会へ繋ぐ未来設計をサポート。

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