育てにくい子は「宝の地図」を持っている。わが子の才能を社会で使える力に変える「環境ハック」の極意
「今、何か手を打たないと、後で後悔する」。そんな思いが、頭のなかでぐるぐる回ることがあります。周りは塾へ、習い事へと動き出している。自分だけが取り残されているような気がして、焦りが募る。けれど、焦りに駆られて動いたとき、親子の関係がすり減っていくことに、気づくことはありませんか。焦りそのものは悪くない。ただ、その向き先を少しずらすと、見え方が変わってきます。
1. 焦りは、動かすエネルギーになる
焦りは、ともするとネガティブな感情として扱われがちです。でも、焦りがあるということは、子どもを思い、将来を真面目に考えている証でもあります。そのエネルギーを否定する必要はありません。大切なのは、焦りを「何か外へ向けて動く」ことだけに使うのではなく、「見方を整える」「関わりを微調整する」方向にも使えると知っておくこと。焦りは、動かすエネルギーになる。その向きを、一緒に探せるとよいでしょう。
2. 焦りに乗せられて動くとき、起きていること
焦りに乗せられて動くと、私たちは「やらせなければ」「連れて行かなければ」と、子どもを前に押し出す関わりになりがちです。すると、子どもは追い立てられる感覚を持ち、親は「また言わなければ」と消耗する。関係がすり減っていくとき、焦りに乗せられた動きになっていないか、一度立ち止まって観察してみてください。動くことそのものではなく、その「質」が、親子に負荷をかけていることがあります。
3. 「今」を起点にした関わり方
将来のために「今」を犠牲にしていないか。焦りが強いとき、その問いを置いてみる価値があります。将来を見据えることは、大切。けれど、その子の「今」の状態を観察し、いま必要な関わりは何かを考える。その積み重ねの先に、将来がある。将来のレールに合わせて引っぱるのではなく、「今」を起点に関わりを整える。その順番を入れ替えるだけでも、親子の空気は変わっていきます。
まとめ
焦りを消す必要はありません。ただ、焦りに乗せられて動くのではなく、見方と関わりを整えるエネルギーとして使ってみる。その視点が一つあるだけで、親子の関係は、少しずつ楽になっていくはずです。



