やる気がないように見えるとき、子どもの中で起きていること

三上緑

三上緑

テーマ:お母さんへ ― “育てにくさ”は、才能のサインかな

「家では、ちっとも練習しないんです」
「宿題をやらないまま、レッスンの日を迎えてしまって」
「声をかけても、全然動かなくて…」

これは、本当によく聞くお母さんの言葉です。
ピアノでも、学校の宿題でも、同じような悩みがあります。

やらない姿を見ると、
「やる気がないのかな」
「このままで大丈夫なのかな」
と、不安になりますよね。

でも、“練習しない”“宿題をしない”という行動の奥には、
お母さんからは見えにくい理由が隠れていることが少なくありません。


1.練習しない=やる気がない、とは限らない


練習をしないと聞くと、
つい「気持ちの問題」「怠けている」と思ってしまいがちです。

けれど実際には、

・どこから手をつければいいかわからない
・うまくできないイメージが先に浮かぶ
・失敗したときの気持ちを想像してしまう

そんな理由で、動けなくなっている子も多いのです。

やる気がないのではなく、
“始めるためのハードルが高く感じられている”
その可能性も考えてみてください。


2.宿題をしないのは、怠けではなく「止まっている状態」


宿題をしない姿を見ると、
「言われないとやらない」
「自覚が足りない」
そんなふうに感じてしまうこともあると思います。

でも、子どもの中では、

・頭の中で手順を整理できていない
・一気にやらなければいけないと感じている
・失敗や注意を想像して、気持ちが固まっている

こうした状態が起きていることがあります。

外から見ると何もしていないようでも、
内側では“動けない理由”が積み重なっていることがあるのです。






3.動かないときに必要なのは、叱ることより「整えること」


練習や宿題をしないとき、
つい声をかけすぎてしまうことがあります。

でも、プレッシャーが強くなるほど、
繊細な子ほど動けなくなってしまいます。

やる気は、
外から引き出すものではなく、
安心できる状態の中で、少しずつ育っていくものです。

今動かないのは、
やる気がないからではなく、
「動ける条件がまだ整っていない」だけかもしれません。

見方が変わると、
声のかけ方も、待ち方も変わります。
そしてその変化が、
子どもが自分で動き出すきっかけになることもあります。




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三上緑
専門家

三上緑(音楽教育家)

一般社団法人カラフルエデュ協会

音楽教育家として「カラフルさん」を肯定。児童心理学と境界線リフレーミングを軸に母・指導者の判断力を整えます。二人の息子を私立小から大学へ導いた経験と音楽指導から子の才能を社会へ繋ぐ未来設計をサポート。

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