宿題を嫌がるのは才能のサイン?勉強嫌いにさせないために母ができる『環境の微調整』

三上緑

三上緑

テーマ:繊細さを“困った”から“才能”へ ― 子どもたちが輝く社会をつくるために

「宿題は全部、自分の力でやって提出するもの」 かつての私も、そう信じて疑いませんでした。しかし、もしその正論が、お子様から「学ぶ楽しさ」を奪っているとしたら……。お母様は、その正論と、お子様の未来を天秤にかける勇気を持てるでしょうか。


1. 「努力不足」ではなく「学習スタイルの違い」に目を向ける



わが家の次男は、低学年に多い「単純作業の繰り返し」を激しく拒むタイプでした。一方で、長男は同じ宿題を「安心感」として淡々とこなす定着型。

兄弟でもこれほどスタイルが違うのかと驚くと同時に、私は葛藤しました。「今、甘やかしたら自立できないのでは?」という不安です。しかし、無理やりやらせた結果、彼が「勉強=苦痛なもの」というレッテルを貼ってしまうことの方が、はるかに大きな損失だと気づいたのです。





2. AI時代に本当に守るべきは「正確さ」より「知的好奇心」



次男が単純作業を嫌った理由は、怠慢ではなく「何のためにこれをやるのか」という納得感が持てなかったからでした。彼のような「カラフルさん」にとって、目的のない繰り返しは苦痛でしかないのです。

これからの時代、計算の速さや漢字の正確さはテクノロジーが補ってくれます。しかし、「新しいことを知りたい」という好奇心だけは、一度折れてしまったら、誰にも代わりは務まりません。目先の100点よりも、一生続く「学ぶ意欲」を守ること。それが親として、最も優先すべき未来投資ではないでしょうか。



3. 母が「通訳」となり、環境を微調整する勇気


親の視点の「効率」を捨て、お子様の特性に合わせた「微調整」を始めてみませんか。 「この子は怠けているのではなく、別の学び方を求めているだけ」 お母様がそう信じて、学校との関わり方や家庭学習の進め方を少し変えるだけで、お子様の生きにくさは薄れ、本来の輝きが解き放たれます。学習スタイルは、一人ひとり違います。その違いを「特別な力」として活かす道を探しましょう。


お問い合わせ
【未来プランニング・個別相談のご案内】
お子様の特性を「才能」に変え、10年後を見据えた教育戦略を一緒に描きませんか? 本プログラムは、お子様の可能性を誰よりも信じ、本気で未来を切り拓きたいと願うお母様のための特別なプログラムです。

お一人おひとりに深く寄り添い、オーダーメイドのプランを作成するため、一度にお引き受けできる人数には限りがございます。現在は若干名の募集となりますこと、何卒ご了承ください。

ご相談・お問い合わせはメールで
※2日以内に詳細をご返信させていただきます。

\プロのサービスをここから予約・申込みできます/

三上緑プロのサービスメニューを見る

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

三上緑
専門家

三上緑(音楽教育家)

一般社団法人カラフルエデュ協会

音楽教育家として「カラフルさん」を肯定。児童心理学と境界線リフレーミングを軸に母の判断力を整えます。二人の息子を私立小から大学へ導いた経験と音楽指導から、子の才能を社会へ繋ぐ未来設計をサポート。

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

独自のメソッドでピアノ講師を支える音楽教育家

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神奈川
  3. 神奈川の出産・子育て・教育
  4. 神奈川の幼児教育・幼児教室
  5. 三上緑
  6. コラム一覧
  7. 宿題を嫌がるのは才能のサイン?勉強嫌いにさせないために母ができる『環境の微調整』

三上緑プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼