【不登校・登校しぶり】休み明けがつらくなる「繊細な子」の心理と再登校サポート

三上緑

三上緑

テーマ:「これからの力」を育てる習い事

私のYouTubeは音楽教室の先生に向けた内容が多いのですが、
先日投稿した「お休み後のレッスンは優しい再スタートを」という動画に、
中学生からコメントをいただきました。

とても嬉しいことになったので
そのことについて書いてみたいとおもいます。




1. 休んだ翌日がつらくなる「繊細な子」の心理



先日、私が音楽教室の先生向けに発信したYouTube動画に、
中学生からコメントが届きました。

動画のテーマは「お休み後のレッスンは優しい再スタートを」

生徒さんが一度休んでしまうと、
次のレッスンに来ること自体が大きなハードルになる。
だからこそ、再び来てくれたときには無理をさせず、
思い出す時間をたっぷり取ってあげる必要がある、
という内容でした。

その中学生は、動画を見て
「学校生活で休みがちになっていたけれど、
明日頑張って行ってみようと思います」と
コメントしてくれました。

実は我が家の繊細な長男も同じような経験が多くあります。
たった1日の欠席が、
「休んだ分まで完璧にできる自分で登場しなければ」という
不思議なプレッシャーを生み、
翌日以降の登校をさらに難しくしてしまうのです。

そして欠席が続くと、連絡事項やクラスの雰囲気からも取り残され、
ますます登校しにくくなる——これは多くの子どもに起こり得る現象です。





2. 行きたくても行けない子どもに、大人ができること



ところが翌日、その中学生から
「やっぱり行けなかった」という落ち込みの
コメントが届きました。

きっと「また行くと言って行けなかった自分はダメだ」
という自己否定が強くなっていたのでしょう。

私はコメントでこう返しました。
「学校には、きっとあなたの気持ちを
分かってくれる先生が何人かいます。
まずはその人に助けを求めてみてください。
こういうことは一人で解決できるほど簡単ではありません」


身近な先生だけでなく、自治体や外部の相談窓口、
オンライン相談なども選択肢です。
今の子どもたちはスマホを使える環境にあるので、
信頼できる大人や機関につながる手段はいくつもあります。


3. 思考の方向を変える声かけが、行動を変える



その後、その子から
「登校できました」という
喜びのコメントが届きました。
おそらく文章から本当に学校へ行けたのでしょう。

この経験から、大人がほんの少し
思考の方向を変えてあげるだけで、
「自分はダメだ」というネガティブな思考の渦から
子どもを引き上げることができると改めて感じました。



たった一言でも視点が変われば、行動が変わります。
休み明けこそ、大人の関わり方が子どもの未来を左右します。
この取り組みを、もっと多くの人に知ってもらい、
広げていきたいと思っています。



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三上緑
専門家

三上緑(音楽教育家)

一般社団法人カラフルエデュ協会

繊細な子どもたちのやる気、才能を引き出す独自のコーチング「音いろはメソッド」「未来プランニング」を伝えている。勉強会や個別相談なども実施し、子どもの導き方支援・理想実現サポートを行う。

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