繊細な子供親の在り方 思春期

三上緑

三上緑

テーマ:個性に合わせた子育てプランニング

繊細で思春期の子と向き合う日々
「うちの子、中学に入ってから育てるのが本当に大変…」
そう感じるお母さんも多いのではないでしょうか。


子育てコーチング
子どもと歩むきらめき未来プランニングでは
圧倒的に思春期子育て中のママが多いです。




繊細な子どもたちにとって、「中学校という環境の変化はとても大きな試練。
・新しい友達関係
・より複雑な人間関係
・勉強のプレッシャー
・自立を求められる生活

それらが 思春期の心の変化と重なり、
さらに心の負担が増していくのです。


実は、私の長男もまさにそんな時期を通り抜けました。
今日は、繊細な子の思春期を経験した親としての
気づきをお話ししたいと思います。



中学に入ると「社会が怖い」と言い出した



長男はもともと、取り越し苦労の多い子 でした。
幼い頃から慎重で、何か新しいことに挑戦する前には
「大丈夫かな?」と心配するタイプ。


そして中学に入ると、さらに 「家から出る事が怖い」
という感覚が強くなりました。


・人からポン!と肩を叩かれると、異常に驚く
・予期しないことを言われると、大きく消耗する
・思わぬ行動を取られると、対応できない


また、ほんの少しの失敗でも 「みんなが自分を見ている」 と感じ、
その感覚は、どうしても薄れることがありませんでした。


学校に行くこと自体、出来ない時期もありました。
登校出来た日
帰宅後はぐったりと疲れ果てる日々…。



親としても 「どう声をかけるのが正解なのか?」 と悩むことが多かったです。
また、このままで大丈夫なの?と
何かできることはないかと模索しました。


あのときの緊張は、いつか和らぐ



そんな長男も、今は25歳を過ぎました。
ある日、彼がこう言いました。


「なんであんなに緊張していたんだろう?」


今振り返ると、あのときの不安や緊張が
「過剰だった」と気づく そうです。
でも、当時は 「その感覚こそがリアルな現実」
だったのですよね。


親としてできることは、
焦らせず、否定せず、寄り添うこと。
しっかり守ってあげてください。


「そんなに気にしなくて大丈夫!」
と言いたくなるけれど、
繊細な子どもにとっては 「気にしない」こと自体が難しい のです。


だからこそ、

怖いよね。でも大丈夫だよ。
親切な人が必ずいるから。一緒に見つけよう。
ちょっとずつ慣れていこうね。


そんな言葉をかけながら、
安心できる居場所を作ることが大切だと感じました。



繊細な子は、思春期を越えて優しい大人になる



この時期をどう過ごすかで、子どもの成長は大きく変わります。


長男も、当時はとても生きづらさを感じていましたが、
今では人の気持ちに寄り添える、優しい大人になりました。


・繊細な子どもは、人の気持ちに敏感で
 とても優しい心を持っています。

・だからこそ、小さな傷や不安を抱えやすいのです。

・この時期過剰に無理をさせると引きこもりの原因に‥

お母さんも、子どもの不安に共感しながらも、
「この子は大丈夫」と信じて、そっと背中を押してあげてくださいね。
そして、誰よりも君はすごいと、伝えながら過ごします。



まとめ:お母さんも、一人で抱え込まないで



繊細な子どもの思春期は、親にとっても大きな試練です。
孤独ですよね。

でも、その時期をお母さんが 「大丈夫だよ」と支えてあげることで、
子どもは 人を信頼し、安心できる力を育んでいきます。

・この子の未来は、きっと明るい と本気で思う
・今は大変でも、大人になったら乗り越えられる

そう信じて、お母さん自身も一人で抱え込まないでくださいね。
お子さんにかける今日の1言が大事です。
一緒に考えていきましょう。


今日のコラムが、少しでも心の支えになれば嬉しいです。
ご感想やご質問があれば、ぜひ返信してくださいね!
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