ゆっくり成長する生徒が1年で「やる気満々!」独り立ちする訳
先週突然の発熱で、レッスンをお休みすることになってしまいました。
検査キットなども巷にもう見つからず、重症化リスクの低い人だと思っているので
自宅療養を選びました。
10日間もレッスンお休み。それも突然に‥
今月のレッスンの回数は何回?
夏休みは我が家も生徒さんのご家庭も帰省やご旅行があるでしょうから
あらかじめ、いつもより回数少なめのレッスン調整をしています。
そこに、指導者の体調不良でお休みをしてしまったら‥
生徒さんによっては、「今月1回です」などと言う子も出てきてしまいます。
「やった!お休み!」と糸の切れた凧のように、すっかりピアノの事を忘れられては、とても残念です。
1ヶ月の間、完全にピアノから離れてなんとも無いのなら、お稽古がそのままなくなっても気が付かなかったりして‥
長期休みが予測できるなら、宿題をすこし多めに出したりと対策をします。
しかし今回は、本当になんの前触れもなく、夜から急に発熱。準備は愚か。レッスンお休み連絡も一斉メールで出すことがやっとでした。
言われたことしかやれない子
練習をしなさいと言われているからやっている子。
もちろん、ほとんどのお子さんはそうかもしれません。しかし、自分の好きな事を好きなように弾くのであれば
それは子どもにとっては宿題ではなくて、遊びと同じなのです。
この部分を伸ばしていくことができれば、”練習してこなくて困る”と言うことがなくなります。
真面目なお子さんほど、教わっていないところは弾かない。「きっとわからないはずだから」とか「間違えるのが嫌だから」と楽譜を見ようとしないのですね。
もっと気軽に、ピアノがその子の”好きな事”になれば良いですね。
好きなように弾けるくらいの力がついていると良いですね。
子どもはもともと、なんだろう?と考える好奇心を持っているのではと私は考えています。
しかし、効率よく進むために、ぐるぐるといじって答えを出すより、
正しい答えを教えてもらって始めから正しく覚える方が得だと思うようになって行くのでしょうか。
しかし‥
私の教室には、「正しい答えを教えるから!」と言っても我流を突き通す生徒が多めです。
指導する側としては、普通の進め方がいまくフィットしないので難しいのですが
この子たちの好奇心は、いつも驚かされます。
聞いて丸暗記してくる子。
アクロバットのような指の使い方でも、失敗せず弾き切る子。
やってみたい一心でねじ込んできた感じがわかり、微笑ましいです。
ここから、修正をどうしていくかは、こちらの問いかけの力が大きいですね。
レッスンで教えたいこと
こんな風にピアノと関わる子は、レッスンが1週間に1度でも、3週間に1度でも、3日に1度でも
さほど進度が変わらないと感じます。
基本的に自分の気の向くままなので。
この子たちも、初めて教室にやってきた時は、何もわからないわけなので、手を出さないところからの
スタートでした。
しかし、「どんなことから始めたら良いのか」を教え「、何がわかって何が苦手なのか」を知り
そして、たとえ間違っていても「やって得した!」という経験をたくさんして行くうちに
「好きなことはとことんやる子」に進化していくのです。
そこの道筋をどのように作るかは、今まで見てきた多くの生徒の育ちから知ったことです。
せっかく出した好奇心の芽を、
「好きなように見てしまったから修正するの大変ね」
などと言って折ってしまわないように。1度折ると再生には本当に長い時間が必要なのです。
次回から、自主練習でもヘンテコなことにならない手立てを、レッスンで教えていきましょう。
「自主」繋がりで‥
「なんで、勝手に自己流自主療養していたのですか!」なんて言われて。カチン!!ときました。
自分なりに出来る事を一生懸命していたのに。病院にかかれるものなら、かかっていましたよ!と
言い返しました。
やっぱり、自分なりに一生懸命やってきた事を、なんで‥なんて言われたらキレます。
皆様からご心配もいただきましたが、もう大丈夫です。ありがとうございました。
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