ゆっくり成長する生徒が1年で「やる気満々!」独り立ちする訳

三上緑

三上緑

テーマ:個性に合わせた指導で弾ける子に育てる

ゆっくり丁寧に説明をすると
一生懸命できるのですが
同じ年齢の生徒と比べると極端に進みが遅く気になる。
ゆっくりちゃんへのアプローチ法を提案します。


ゆっくり成長する子


ゆっくり丁寧に説明をすると
「うん、やってみる」と言って
一生懸命できる
このようなタイプの生徒がいますね。

初歩の学習内容でも、何度も繰り返し問うた時
間違えたり、あてずっぽうで答えていると感じたり。

普通の子なら、1度で理解し実際やってみる事ができるはずなのに
何度繰り返しても定着しない。
そのうち、集中が切れてくることも。


この様なお子さんは周囲が驚くほど大きく成長する時があり
とても楽しみなお子さんなのですが
レッスンの初期は
あれも、これも出来ない・うまくいかない
やってくれない
先生は途方に暮れる事でしょう‥


まずは現状把握、先を急がない


一生懸命に問題に立ち向かえる子なのですが
先を急いではいけないのです。

手先が不器用なお子さんなら
頭では理解しても、実際にできるまで
相当の苦労があります。


ゆっくり理解するお子さんなら
一度にあれもこれもとやってみせると
混乱します。


一つずつ、着実に進めると
「出来そうだ!」と思った時を境に
独り立ちして
自ら学べる子になります。

これ【自信がついた】という事なのですね。
この方法については次回セミナーをします。
《一日3分の働きかけで子どもが変わる》1DAYセミナー
こちらをご覧ください。


保護者は見ている


この指導方針を進めて行くためには
先生は一つの問題をクリアする必要があります。


それは、
保護者がそのレッスンに月謝をお支払いする価値が
あるのか・無いのかと疑問を持つ事。

その疑問に先生は自信を持って
『あります』と言えなければなりません。





自分でやるから!


ピアノ教室の生徒のNちゃんは、
元気はつらつの女の子ですが
「さあ弾こう」となると
なかなかピアノの前に来なかったり
急にママ〜と声色が変わったりする子でした。

幼稚園では入園して1年経っても「 ママー」と泣く事があるとか。
公園に連れていっても
ママから離れず
「お友達と楽しく遊ぶためにきたのに‥」と
歯痒く感じる時が多々あるとうかがいました。


ですから、私は
ゆっくり何回も説明し、やって見せて
Nちゃんが「やってみる」と言ってから
弾く機会を与えるようにしていました。

お母様にも、
Nちゃんが「もう一人でできる」と
言うまで
ずっと教室にいていただきました。


3ヶ月くらい経った頃
「これやる」と呟いた曲は、10回でも20回でも
繰り返し間違えを克服する練習を
目の色を変えてするようになり



1年経った今は
「一人で歩いていくからママはお家にいて」
と言って、
私に見せるぬいぐるみを抱えて
一人でやってきます。

まだ幼稚園児ですから少し心配なので
 今つきました
 今帰りました
LINEでお母様と連絡を取り合いながら
小さな自信を認め応援しています。


こんな育て方ができる
講師力がつくと
必ず地域で噂の教室になります。


生徒と先生ご自身の魅力・才能を 磨く
この指導法についての詳しい内容は
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三上緑
専門家

三上緑(音楽教育家)

一般社団法人カラフルエデュ協会

繊細な子どもたちのやる気、才能を引き出す独自のコーチング「音いろはメソッド」「未来プランニング」を伝えている。勉強会や個別相談なども実施し、子どもの導き方支援・理想実現サポートを行う。

三上緑プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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