「良い子はしんどい 」悲しい退会者を出さないために

三上緑

三上緑

テーマ:個性に合わせた指導で弾ける子に育てる

4月になります。
音楽教室では新規入会の一番多い時です。
新しい生徒さんとの出会いは
とても楽しみですね。


しかし意外に退会する生徒が多いのも春なのです。

今日は、期待していた生徒さんが突然辞めるという悲しい事が起きないように、
日頃の関わり方のポイントを書きたいと思います。


教室を長く安定継続するために


教室を長期的に安定継続するために大切なのは、現在先生を慕って在籍してくれている
 生徒さんの満足度をあげること。途中退会者を減らす事 なのです。

数ある教室の中から選んで入会してくださった生徒ですし、
「楽器を演奏できたら楽しいだろうな」と興味を持って教室の門を叩いてくれたはずです。


その期待に応えるべく、私たちは懸命に指導していますね。



真剣に練習し着実に伸びていたあの子が‥


先生ご自身では 
気づきにくいのですが、 
生徒さんに ちょっと無理をさせている時があります。 

 
 

ここまで出来たのだから 
 あともう少し!! 

 頑張って。
 あともう一回‥




 その一押しで 生徒の心が
ぽっきり折れてしまうことがある。 


そしてお母様からこのようなメールがきます。

「先生、今月で辞めます」




あんなに一生懸命にやってきてくれていた 
あの生徒さんなのに。
え? 
なぜ?? 




こんな事になって 
初めて、その子の心を考える。
 

もう少し早く 
何とかならなかったか(涙) 






良い子、頑張る子はいつもしんどい




 ここまで出来たのだから 
あともうひと頑張り! 
 もっと高いところを目指して、さあ!



この時の生徒の心境がこの様であったら?

 

ここまで出来たのだから
  
頑張ったね!と認めてもらえて
  
満足しながら一休みしたい

 


こんな気持ちだった場合 

ギリギリ持ち堪えていた心は 
ぽっきりと折れるのです。 





そう思っていたのなら言ってくれたら 
そうしたのに‥ 
と
私たち先生は思いますね。
 


しかし、モヤっとした気持ちを 
自分の力だけで 
言語化することは 

子どもにとってはかなりハイレベルなのです



。


言葉にならない 
相手の気持ちを汲み取ることは

人と関わる場合
出来ないより出来た方が良いです。 



ましてや 
「先生」と呼ばれる立場の時は
 
感覚を研ぎ澄まして 
感じ取っていきましょう。

 


必ず生徒はサインを出しているものです。

サインの具体例はこちらを参考になさってください。



シリーズでzoom勉強会を開催しています。
 
https://lin.ee/FT2HBXw 

こちらから最新のお申し込み案内をしています。 

ぜひ、ご登録しておいてくださいね。

 


次回の予定は、2022年4月12日(火)21時〜22時
【生徒のやる気が勝手に上がる
指導のコツを公開】

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三上緑
専門家

三上緑(音楽教育家)

一般社団法人カラフルエデュ協会

繊細な子どもたちのやる気、才能を引き出す独自のコーチング「音いろはメソッド」「未来プランニング」を伝えている。勉強会や個別相談なども実施し、子どもの導き方支援・理想実現サポートを行う。

三上緑プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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