腹が立ったときに、気持ちを落ち着かせる方法について
毎月第4日曜日に開催している
心理カウンセリング力養成基礎講座でも
お伝えしている不快な感情をスッキリさせる方法ついて。
感情って目に見えないし形もないから、
自分の感情でも上手にコントロールするのって
なかなか難しいと思います。
最初に言っておきますが、
気持ちをうまくコントロールするというのは
感情を抑えることでもなく、
見ないようにしてなかったことにすることでもなく、
我慢することでもありません。
感情を上手にコントロールするというのは、
全く逆のことをいいます。
感情は抑えない。
感情はそのまま感じる。
我慢はしない。ということをすると、
感情のコントロールは自然にできるようになります。
え!?そうなの?
と思いましたか?
このお話をすると
みんな不思議な顔をされて、
感情をコントロールするって
我慢したり抑えることじゃないんですか?
と言われます。
はい、
逆なんです。
我慢するから抑えがきかなくなって
コントロールできなくなるんですね。
なので…
①まずは自分の感情に気づくところからがスタートです
自分がどんな気持ちを感じているのかをわかっていないと、
手放すことができませんからね。
どんな気持ちを感じているのかなぁと、
自分のこころのなかをじっくり見てみてください。
そして次に、
②感情を受け入れる
自分がどんな気持ちを抱えているかがわかったら、
一旦その気持ちを受け入れ、浸ってみるということです。
たとえば、
「イヤだなぁ」
「やりたくないなぁ」
「イライラするなぁ」
「モヤモヤするなぁ」
「なんか不安だなぁ」…と、
どんな気持ちでもいいんです。
漠然としていても大丈夫です。
いま自分にある気持ちを一旦受け入れ、
その気持ちを感じながら、、、
③奥にはどんな気持ちがあるのかを丁寧にみていきます
本当の素直な気持ちはなんだろうと探していきます。
「悲しいのかな」
「怒ってるのかな」
「怖いのかな」…
ひとつひとつゆっくり丁寧に
自分の気持ちを探してみてください。
ほんの少しでも悲しかったのかな…とか
怖かったのかな…とか、
腹立ってたのかな…
なんて感じられたらそれでOKです。
どれかひとつずつで大丈夫です。
④呼吸とともに吐き出していきます
どれかの感情がわかったら、
今度はその気持ちを体の中から外に出すイメージで、
呼吸と共にふーっと吐き出してみてください。
これをスッキリするまで何回か続けてやってみてください。
なんとなくスッキリしてきたらOKです。
⑤それでもスッキリしない場合は…
まだ気分が晴れないなぁってなっていたら
またひとつずつ順番に確認してみてください。
「悲しいのかな」
「怒ってるのかな」
「怖いのかな」…
どれかの気持ちが、
ほんの少しでもありそうと感じたら
その気持ちをひろって呼吸で何回か外に吐き出してみてください。
これを繰り返しやっていくと、
心の奥の本当の気持ちが消化されて
気分がだんだんスッキリしていきます。
もしも
なかなかスッキリいかないという方は、
無理はしないでくださいね。
今はまだ感情を吐き出すタイミングではないのかもしれません。
気持ちに触れるには、
ご自身の心の準備がとてもだいじです。
なのでスッキリいかない場合は
まだ今のタイミングではないのかな…
くらいに思って、頑張って気持ちをコントロールしようとしなくても大丈夫です。
でも、
今の状態は苦しいから
気分が少しでもスッキリしたいという方はご連絡ください。
感情を吐き出して気持ちをラクにするお手伝いをさせていただきます。
まとめ
最後にまとめとして。
感情をコントロールするとは、、
気持ちは我慢せず、
自分の感情を知って、感じて、
その気持ちをただ外に吐き出す。
ということです。
これがうまくできていると、
上手に感情のコントロールができる人になります(^O^)
どうぞ試しにやってみてください。
初めからすぐにはうまくいかないと思います。
うまくできないからとすぐ諦めるのではなく、
まずは何回か繰り返しやってみてください。
それでもスッキリいかないときは
いつでもお気軽にご連絡ください。
お手伝いします。一緒にやっていきましょう。