腹が立ったときに、気持ちを落ち着かせる方法について

前田めぐみ

前田めぐみ

テーマ:心のこと

「怒る」ことはあまりよくないこと?


私たちは幼い頃から、
「そんなに怒るもんじゃありません」とか、
「怒るなんてはしたない」
「怒っている人はみっともない」などと、

「怒る」ことに対して
なんだかネガティブな扱いを受けながら
育ってきていることが多いように感じます。

お母さんやお父さんから
「怒っていいよ~」
「いっぱい腹立てていいよ~」
なんて言われながら育った人って
どのくらいいるでしょうか?

私自身、
母から「いつまでも怒っていても仕方がない」とか、
「女の子なんだから、怒ってばかりいないの!!」と、
そんなことをよく言われながら育ちました。

今思えば、
女の子だと怒ってはいけないなんて、おかしな話ですが…

でも、
「怒り」に対して、そんな風に言われてきている人は、
たくさんいると思うのです。

「怒る」とか「腹を立てる」ことは、
あまりよろしくないこととして、避けられる傾向があるんですね。




どうして「怒る」ことをそんなに避けようとするの?


これは、日本人文化の特徴でもあるのか、
「怒る」ことを避けられてきている背景には、
怒って、ブーブー腹を立てているわが子より、
ニコニコ笑顔で、穏やかな子どもであって欲しい。

というそんな親の願いによって、
「怒り」はネガティブな扱い。
になっていることが多いのでしょうか。

「怒っている子」はあまりよくなくて、
「怒っていない子」はいい子、とか立派。
みたいな印象が一般的になっているのかな…。




「怒り」はとても重要な役割がある感情なのです


多くの人が、
「怒り」に対して大きな誤解をしていると思うので、
ここで声を大にして言いたいのです。

私がみなさんにお伝えしている心理では、
「怒り」って、とーってもだいじな感情なんです。

だいじな感情って、どんな風にだいじなのかと言うと…

「怒り」は、
自分の尊厳を保つための、だいじな感情なのです。

「怒る」ことで、
相手と自分との境界線がしっかり引けるようになるのです。

それはどういうことかと言うと、
あなたと私は違う考えなのだ。とか、
あなたはそうでも、私は違う。など、

相手に流されなくなるというか、
相手に飲み込まれなくなる。みたいな…。

つまりは、
自分の意見をしっかり持つことができた。
ということにもなるでしょうし、
自分の尊厳を保つことに繋がっていくわけですね。

どうですか?

「怒り」って、だいじな感情なんだなぁという気がしてきましたか?

ここで間違えないように言っておきたいのですが、
ここで言う「怒る」とは、
相手に直接「怒る」ということではありません。

自分で、ただ「怒る」だけです。
自分で「怒り」を吐き出すだけです。

ブツブツ言ってもいいし、
誰もいないところで「ワー!!」と叫んでもいいし、
とにかく、あなたの心から「怒り」が出せられればOKです。

あなたの「怒り」の気持ち、
だいじにしていってくださいね。

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前田めぐみ
専門家

前田めぐみ(心理カウンセラー)

株式会社メンタルサポート研究所グループハートピースフル綱島

じっくり丁寧にお話を聞きます。ワーク(原体験)で内面の変化に焦点を当て、思考や行動の自然な変化を可能にします。悩みや苦しみを根本(内面)から解決して性格を変え、なりたい自分に向かって進んでいきます。

前田めぐみプロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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