こどもに戻ればゴルフはグンと上手くなる
ゴルフの上達は、メンタル抜きに語ることはできません。
このコラムでは、「メンタル力」を向上させるポイントをお伝えしています。
ハイパフォーマーに見られるルーティン
ラグビー日本代表、五郎丸選手の活躍で、「ルーティン」という言葉がよく聞かれるようになりました。
五郎丸選手に限らず、一流選手は皆「ルーティン」を持っています。
イチロー選手が、バッターボックスでピッチャーに対してバットを大きく差し出す仕草や、体操の内村航平選手が、真っ直ぐ伸ばした腕を縦に動かす仕草は、誰もが知るところでしょう。
ゴルフも同じです。
プロに限らず、ゴルフの上手い人は皆ルーティンを持っています。
いつも同じ動作でアドレスに入り、いつも同じ動作でショットします。
スポーツに限らず、どんな作業でもルーティンは大切です。
特に大工さんや寿司職人など、特別な技術を要する職業の方は、その技術が高い方ほどルーティンを持っているはずです。
金づちで釘を打つルーティン、カンナで材木を削るルーティン、そして寿司を握るルーティンです。
何か事を起こそうとする時の一連の動作を、判を押したようにルーティン化することで習慣化されます。
そして、習慣化された一連の動作に集中することで、余計な思考と感情を排除し、最高のパフォーマンスを発揮させることが、ルーティン化する目的です。
つまりルーティンは、「ごきげん」なココロの状態を自ら作り出すための行為といっていいでしょう。
ルーティンで心を整える
人のココロの状態は、事あるごとに揺れ動きます。
谷越えや池越え、左右OBなどの外部環境に対する不安や恐れ、自信のなさからくる迷いや焦りなどがココロにノンフローを引き起こします。
ココロがノンフローに陥ると、本来持っているパフォーマンスが発揮されず、思わぬミスをしてしまうのです。
これを防ぎ、いつも最高のパフォーマンスが発揮できるようココロの状態を整える上で、動作をルーティン化することはとても有効なのです。
ルーティンを築く上で、大切なことがあります。
それは、ここでああやってこうやってと、考えながらやっては意味がないということです。
あれこれ思考を廻らせている状態は、けしてココロが整った状態ではなく、集中もままならないでしょう。
ルーティンは、繰り返し練習し、自然に身に付いていくものなのです。
五郎丸選手の話に戻りますが、私が五郎丸選手のルーティンで注目しているのは、実はあの浣腸ポーズ?ではないのです。(笑)
私が注目しているのは、五郎丸選手が手を組んで指を立てているときの表情です。
ほっこりとした、まるでのんびり湯船にでもつかっているかのような、穏やかな表情をされます。
「リラックス」と「集中」が、しっかりと共存している証です。
この「リラックスと集中の共存」は、とても大切です。
これについては改めてお伝えしたいと思います。
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