一生懸命を楽しもう!
ゴルフの上達は、メンタル抜きに語ることはできません。
このコラムでは、「メンタル力」を向上させるポイントをお伝えしています。
姿勢を正せばごきげんになれる
「メンタル力が高い」とは、自分のココロの状態を「フロー」にする能力が高いということです。
フローとは、応用スポーツ心理学の用語で、物事のパフォーマンスが高まるココロの状態です。
フローの分かりやすい状態が「ごきげん」です。
「ごきげん」でゴルフができれば、普段の練習の成果が存分に発揮でき、きっと良いスコアが出せるでしょう。
ところが、ゴルフではココロを不機嫌にする要素が実に多いのです。
「チョロした」
「OB打った」
「深いバンカーにつかまった」
「フェアウェイのど真ん中に打ったのにディボットだった」
「同伴競技者の言動にイラついた」
などなど‥
そこで、不機嫌になったココロを「ごきげん」に転化するスキルが求められます。
今回お伝えするその方法は、「姿勢を正す」です。
姿勢を正せば、運動能力が向上し、ゴルフがやさしくなる。
このことは、私が主管するゴルフスクールの会員様は皆、認識されていることです。
そして、姿勢を正すために取り入れている運動プログラムが、「ゴルフフィットネス」です。
人の運動能力に多大な影響を及ぼす「姿勢」。
その姿勢は、メンタルにも大きな影響を与えているのです。
胸を張り、堂々とラウンドしよう!
皆さん、このコラムを読みながらで結構ですので、その場でちょっとした実験をしてみてください。
まずは、その場で頭を下げ、背中を丸め、悪い姿勢をしてみてください。
そしてその姿勢のまま、楽しいコト、嬉しいコト、ウキウキするコトを考えてみてください。
いかがでしょうか?
次に、下げていた頭を上げて、正面を向いてください。
そして背筋を伸ばし、胸を張り、堂々とした姿勢をしてみてください。
そしてその状態で、悲しいコトや嫌なコト、イライラするコトを考えてみてください。
いかがでしょうか?
どちらも、考えにくかったのではないでしょうか?
そうです!悪い姿勢で、楽しいコトや嬉しいコトは考えにくく、一方良い姿勢で、悲しいコトや嫌なコトは考えにくいのです。
これは、思考や感情といったメンタルと姿勢が、連動していることを物語っています。
皆さんも、悲しい出来事があったり、落ち込んだりしたときは、自然と背中が丸まり、うつむいた姿勢になるでしょう。
そして、楽しくウキウキしているときや、自信に満ちているときは、胸を張った堂々とした姿勢になるでしょう。
メンタルが姿勢に影響を与えているのですが、逆もまた真なりで、姿勢を良くすることで、メンタルにも良い影響を与えることができるのです。
皆さんも、ラウンド中は何が起きても胸を張り、堂々とした姿勢で、颯爽とフェアウェイを歩いてくださいね。
きっとミスショットは激減することでしょう。
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