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小森剛

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小森剛(こもりつよし) / スポーツインストラクター

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コラム

距離感を養うには

2014年8月15日 公開 / 2020年11月4日更新

テーマ:ゴルフ上達法

コラムカテゴリ:スクール・習い事

「アプローチやパッティングの距離感を養うにはどうすればよいでしょうか?」

これは実に多くの方から寄せられる質問です。
この質問を受けて、私が真っ先に答えることが「距離感はすでに誰もが持っている」ということです。

●距離感は誰もが持っている

距離感覚は誰もが持っています。しかし、それを妨げる「阻害要素」があります。
「私は距離感がない‥」と嘆く多くの方は、この阻害要素によって、持っている能力(距離感)を発揮できていないのです。
ですから、この阻害要素を取り除くことができれば、誰でも距離感覚は向上します。

では、その阻害要素にはどのようなものがあるでしょうか?

多くのレッスン書や雑誌のレッスン記事に、「距離の打ち分けはクラブの振り幅で調整せよ!」といった事が書かれています。でもちょっと待ってください。本当に距離の打ち分けはクラブの振り幅で調整するのがベストでしょうか?

ボールを打ち出す距離は、インパクト時のボールへの衝撃(力)の大きさで決まります。(正確にいうと他の要素もありますがここでは割愛します)
強くインパクトすればボールは遠くへ飛びますし、弱ければ近くに落ちます。ごく当たり前の物理現象です。

この事を他の動作で考えてみましょう。例えば、金づちで釘を打つときはどうでしょうか?
弱く打ちたいときは小さな動きでコンコンと叩くでしょうし、強く打ちたいときは大きなモーションでガンガン叩くでしょう。
この時、弱く打ちたいから金づちを5センチ動かそうとか、強く打ちたいから30センチ動かそうなど、金づちを動かす大きさを考えて打つ人はいるでしょうか?そのような人はまずいないと思います。

●振り幅は結果的に変わってくる

釘を打つ強さ加減をシンプルに考え、本能に任せて金づちを動かす。
金づちを振りかぶる動作の大きさ(ゴルフでいえばバックスイングの大きさ)は、結果的に変わってくるわけです。

野球のキャッチボールでも同じです。ボールを遠くに投げたいときは、体全体を使って大きなフォームで投げますし、近くに投げたいときは小さなフォームで投げます。
その時、腕をどれぐらい動かそうか?どれぐらいの大きさのフォームで投げようか?を考えて投げる人はいません。
相手の胸を見て、そこを目がけて感覚で投げるでしょう。

もちろんプロ野球選手のように、狙った所に寸分の狂いもなく投げられる人と、多少ノー感の人もいるでしょう。
その精度の違いこそあれ、ある程度の距離感は皆誰もが持ち合せているものです。

このように、すでに持っている距離感覚を妨げる阻害要素のひとつが、バックスイングの大きさやクラブの振り幅を考える思考にあります。クラブの振り幅は、単なる目安と考えましょう。

この間違った思考法を排除することが、距離感覚向上の第一歩になります。
是非トライしてみてください。

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