信じる者は救われる

小森剛

小森剛

テーマ:ゴルフ上達法

お客様から、よくこんな質問をいただきます。
『マイナス思考がよくないのは分かっています。でもいざ打とうとすると、どうしても良くないことが頭をよぎり、ミスしてしまうんです‥』と。

ここでいう「良くないこと」とは何でしょうか?

■過去も未来も考えない?

ひとつは「過去の失敗経験」です。
前にもこのバンカーに入れた、このホールはいつも右にOBを打つ、池越えはいつもチョロ‥といった具合です。
思考が過去に飛ぶと、心が「捉われ」を起こします。心が捉われるとパフォーマンスは著しく低下し、ミスショットの確立はグンと上がってしまいます。

「良くないこと」のもうひとつは「未来への不安」です。
このホールは左が即OB、もし左にひっかけたら‥とか、チョロしてバンカーに入れたらどうしよう‥などど考えてしまうケースです。そう考えると、ほとんどのケースでその通りになってしまいます。皆さんにも覚えがあるでしょう。

また、良くないことではありませんが、未来への過剰な期待はどうでしょうか?
例えば、ティショットが上手くいき、フェアウェイセンターからグリーンを狙う絶好のポジション。「よしツーオンだ!」と意気込んだとたん力が入ってザックリ‥といったケースです。
この場合、本当にツーオンを信じて平常心で打っているわけではなく、「絶好のポジションからミスするわけにはいかないぞ‥」という不安の裏返しであることが殆どです。
本当に自信があるのなら、特に意気込む必要はないからです。

未来への不安も、未来への過剰期待も、思考が未来に飛んでいます。思考が未来に飛ぶと、心が「揺らぎ」を起こし、これもミスを引き起こします。

思考は過去にも未来にも行かないことが、ベスト・パフォーマンスを引き出す上で重要です。過去でも未来でもない状態、それは「今」でしょ。(古っ!)(汗)
ミスショットを撲滅する秘訣は、「今に集中する」ということです。

では、心に揺らぎや捉われを起こさず、「今に集中」するにはどうすれば良いのでしょうか?

■ニセ薬効果「ブラシーボ効果」とは?

それは「信じる」ことです。自分の実力を信じる。ナイスショットを信じる。良い結果を信じることが、集中には不可欠です。

「プラシーボ効果」をご存じでしょうか?

プラシーボ効果とは、例えニセ薬であっても「効く」と信じて飲むと本当に効くという意味で、別名「ニセ薬効果」ともいいます。
うるしアレルギーの人が、本当はうるしでもクリの葉だと信じて触ればかぶれなかったり、うるしの葉でなくてもうるしだと思い込んで触ると、本当にかぶれてしまったりという事例があるそうです。

「思い込みの効果」あるいは「信じる効果」とでもいいましょうか、「信じる者は救われる」というわけです。

これは、ゴルフに限らず、人生におけるあらゆるシーンで有効です。
己を信じ、成功を掴んでください。

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小森剛
専門家

小森剛(スポーツインストラクター)

有限会社ゴルフハウス湘南

一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。

小森剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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