ゴルフプレーでもルーティン化は大事
先日、あるスクール会員様から、こんな質問をいただきました。
『ある雑誌のレッスン記事に、飛ばしたかったら120%思いっきり打てと書いてありました。一方、別の雑誌には、飛ばしたいなら8割加減で軽く打てと書いてありました。いったいどちらが正しいのでしょうか?』
確かに二つは真逆のことを述べています。皆さまはどちらが正しいと思われますか?
私の見解は、「どちらも正しいし、どちらも正しくない」です。正確に表現すると、ある人にとっては前者が正しいが、ある人にとっては後者が正しいです。
つまり、「人それぞれ」ということです。
では、どのような人にとって「120%思いっきり」で、どのような人にとって「8割加減で軽く」なのでしょうか?
それは、クラブヘッドにまで神経が通っているか?否か?です。(何のこっちゃ?)
もちろん、本当に神経がクラブシャフトを通ってクラブヘッドにまで通っている人はいません。(サイボーグやあるまいし‥)
ここでいう「神経が通っている」とは、ある程度ゴルフ経験を積み、自分の意思どおりにクラブヘッドをコントロールできるという意味です。
ゴルフは単純な物理現象です。インパクト時のヘッドスピードが、速ければ速いほどボールは飛びます。
クラブヘッドがボールに衝突したときの衝撃(運動エネルギー)が、大きければ大きいほど飛ぶのは容易に理解できるでしょう。
このことは、上級者でも初心者でも、男性でも女性でも、誰にとっても同じです。
(クラブ軌道や入射角など、ヘッドスピード以外にもボールの飛びに影響を与える要素はありますが、ここでは割愛します)
つまり、クラブを自分の意思通りにしっかり振れる人、インパクト時のヘッドスピードを自分の意思でMAXまで高められる人は、「思いっきり」振ればいいでしょう。
しかし、「思いっきり振ろう」と思ったとたん、リキんだり大振りしたり‥。その結果、クラブ軌道を狂わせたり、ヘッドスピードを逆に弱めてしまったりする人も少なくありません。
そのような人は、「軽く」振る方がかえって飛んでしまうのです。
大切なことは、自分にとって最高のパフォーマンスを発揮できる「やり方」は、人それぞれということです。
皆様にとっての「最高のやり方」を、私と一緒に見つけていきましょう。
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