イメージ力を高めるには

小森剛

小森剛

テーマ:ゴルフで生活力アップ

前回のコラム(2014/1/16更新)では、週刊ゴルフダイジェストの「イメージ力」についての取材レポートと簡単な解説をいたしました。
今回は、イメージ力を高めるための具体的な方法についてお伝えしたいと思います。

●良いイメージは良い感情から

言うまでもなく、イメージは脳で行います。人間の脳は左右に分かれていて、一般的にイメージは右脳という右半分の脳を使っています。(最近の脳科学の研究では、右脳と左脳が極めて密に連携し合っていることが解っています)

イメージ力を鍛えるには、この脳を鍛えなければなりません。
筋肉を鍛えるのに日々の筋トレが必要なように、脳の力「脳力(のうりょく)」を鍛えるには、日々の脳トレが必要です。

では、どのように鍛えるのかといいますと、「良い感情」が保てるように鍛えます。
なぜなら、良い結果を生むには良いイメージが必要ですし、良いイメージを生み出すには良い感情が必要だからです。

脳の中で、「感情」と「思考」はお互い密接に関係し合っています。
ですから、良い感情は脳の思考力を高めます。そして、思考力が高まればイメージ力も自ずとアップするわけです。
「むしゃくしゃ」「イライラ」「不安」「恐れ」といったマイナスの感情があるときは、良いイメージを描くことが難しいのは容易に想像できるでしょう。

●良い感情を保つ3つのツール

しかし、いつでも良い感情を維持できる人はいません。世の中には、むしゃくしゃ、イライラする要因が溢れているからです。
そんな時、感情をプラスに働かせる3つのツールがあります。それは「言葉」「表情」「姿勢」です。

まず言葉ですが、できるだけ「ポジティブワード」を口にしたり、頭の中で考えたりするようにしてください。
「ポジティブワード」とは、「楽しい」「幸せ」「ウキウキ」「ワクワク」「大好き」といったポジティブな感情を表す言葉です。ポジティブワードと口にしたり、思ったりするだけで、良い感情が生まれます。

次に表情です。いつでもニコニコ、良い表情を心がけてください。それが難しいときは、少し口角を上げるだけでも結構です。

最後に姿勢ですが、これはとても重要です。
姿勢が、運動パフォーマンスに大きな影響を与えることは再三にわたってお伝えしていますが、姿勢は脳の働きにも大きな影響を与えるのです。

皆さん試してみてください。下を向き、うつむいた姿勢でウキウキ楽しいことを考えてみてください。また、胸を張り、堂々とした姿勢で、イライラむしゃくしゃ、ネガティブなことを考えてみてください。
いかがでしょうか?悪い姿勢でポジティブなことを考えるのは難しいし、良い姿勢でネガティブなことを考えるのも、また難しいでしょう。
良い心の状態を保つには、良い姿勢を保つことです。

常日頃からポジティブワードを発し、ニコニコ笑顔を心がけ、そして背筋を伸ばし、腰骨を立て、良い姿勢を保つよう心がけてください。あなたの脳は活性化し、「脳力」がグンと向上するでしょう。

そしてこのことは、ゴルフに限らず人生におけるあらゆるシーンで役に立つはずです。
是非お試しください。

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小森剛
専門家

小森剛(スポーツインストラクター)

有限会社ゴルフハウス湘南

一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。

小森剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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