モチベーションアップ術(22) 「上手くいかないとき」

小森剛

小森剛

ゴルフに限らず、自身のモチベーション(=やる気)は、物事の成果や継続する力に大きく影響します。このコラムではモチベーションを維持・向上させるためのポイントをお伝えしています。

モチベーションは、高めることよりも維持することの方が難しいものです。モチベーションが下がるとき、その多くは、物事が上手くいかないときではないでしょうか?

世の中すべてのことが順風満帆で、自分の思い通りに進むことはあり得ません。人生の縮図といわれるゴルフにおいても全く同じです。(このコラムを読まれているほぼ全員の方が大きくうなづかれているでしょう)
ですから、物事が上手くいかないときにどう考えるかによって、モチベーションが維持できるかどうかが決まってくるので重要です。

ここで大切なのが、以前お伝えした「プラス発想」や「過去全面肯定」という考え方です。
「上手くいかない」という事実そのものが、自分の能力が足りないことを教えてくれている、ありがたい存在と考えるわけです。そして、何が足りなかったのかを分析して、必要な能力を向上させ、上手くいくまで繰り返しチャレンジしていくのです。

東大の外科医から転身し、日本人8人目の宇宙飛行士となった古川聡さんが、ロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗し宇宙に飛び立ちました。古川さんの合い言葉は「あきらめない」だそうです。
古川さんは多くの失敗や挫折を繰り返しながらも「あきらめない」精神でそれらを乗り越え、外科医から転身して12年目にして宇宙飛行士という目標を達成されました。

古川さんのように、上手くいかないことが多くてもそれをプラスととらえ、モチベーションを保ち続け、自分に足りないものを克服できる人は、必ず目標に到達できるのだと思うのです。

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小森剛
専門家

小森剛(スポーツインストラクター)

有限会社ゴルフハウス湘南

一般ゴルファーへのレッスンのみならず、ゴルフ指導者への指導やゴルフスクール経営支援、セミナーでの講演やゴルフ雑誌への連載執筆など幅広く活躍。またゴルフ以外のスポーツ選手のコンディショニング指導も行う。

小森剛プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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