AIとクラウドが広げる“自分で動かす経営”──freeeの新しい支援のかたち
次の一手を決める前に、
あらかじめ考えておくことで、判断が楽になることがあります。
この連載では、判断を急がずにすむ「経営の勘どころ」をお伝えしていきます。
不安を感じているとき、
頭の中では、いくつかのことが同時に起きている。
数字のこと。
お金のこと。
これから先の判断のこと。
どれか一つが問題というより、
それぞれが重なり合って、
一つの大きな塊のように感じられる。
数字を見れば、
資金繰りのことが気になり、
資金繰りを考えると、
この先どうするか、という判断が頭に浮かぶ。
そして最後に残るのは、
「ちゃんと分かっていない気がする」
という感覚だけだったりする。
この状態で、
問題が一つなのか、複数なのかを
切り分けるのは難しい。
でも、振り返ってみると、
この感覚は珍しいものではなかった。
数字が分からないから不安になる、
というより、
不安な状態で数字を見るから、
すべてが重く感じられる。
本来は別々に考えられるはずのことが、
頭の中で一緒になってしまう。
そうなると、
何かを決めようとするほど、
動けなくなるのも自然なことだ。
この段階で、
無理に整理しなくてもいい。
無理に分かろうとしなくてもいい。
ただ、
いま頭の中で
いくつものことが同時に起きている、
という事実を、
そのまま眺めてみる。
それだけで、
重なっていたものが、
少しずつ別の形に見えてくることがある。
判断は、
それからでも遅くはない。
※このコラムは、毎週火曜日に掲載しています。
判断を急がず、考えるための視点を整理する連載です。



