数字が苦手だからこそ見えるものがある——現場と経営をつなぐ感性 (継ぐ人のための、数字と向き合う経営ノート:第11回)

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(しごと編)

はじめに

家族経営を継ぐ後継者のために、日繰り・在庫管理・数字の見える化を軸に、
“現場と数字をつなぐ経営”をやさしくお届けします。

数字が苦手——それは“弱点”ではなく大きな武器

家族経営の後継者には、
「数字が苦手で自信がない」
という方が少なくありません。

でも実は、
数字が苦手だからこそ見えるものがあります。

数字が得意な人より、
人・空気・現場の“違和感”に敏感だったり、
小さな変化をすばやく察知できたりする。

これは、
税理士にも親にもない、
後継者ならではの“経営の感性”です。

数字は覚えるものではなく「触れるもの」

数字は暗記するものではありません。
触れた回数だけ、自然と仲良くなるもの。

  • freeeの一画面
  • 日繰りの一行
  • 在庫棚の一段


この“小さな接触”を積み重ねることで、
数字はいつの間にか
あなたの味方になっていきます。

苦手意識は、経験の浅さゆえのもの。
触れるほど、輪郭がはっきりしていきます。

後継者の方へ

あなたが“いちばん触れやすい数字”はどれですか?

  • freeeのトップ画面を開いてみる
  • 日繰りの今日・明日の動きをのぞく
  • 在庫棚を一段だけ見てみる


どれでも構いません。
まずは “触れやすい数字を3つだけ”選んでみてください。

小さな接触が、
数字への抵抗感をやわらげ、
あなたの判断軸を少しずつ強くしていきます。

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Mybestpro Members

平岡誠司
専門家

平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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