AIは“理解の味方”——でも会社の中心は人が握る (継ぐ人のための、数字と向き合う経営ノート:第8回)
「在庫管理って、なんだかモヤモヤする…」というあなたへ --未経験でも安心。やさしく学べる在庫管理の基本:第七回
「在庫のことは、あの人に聞かないと分からない」
「担当者が休むと、誰も棚を触れない」
「記録はその人の頭の中にある」──そんな状態、ありませんか?
これは、在庫管理が“属人化”しているサインです。
そして、属人化は会社の守備力を下げる最大のリスクでもあります。
属人化が引き起こすモヤモヤ
- 担当者が不在になると、業務が止まる
- 記録が曖昧で、誰も責任を持ちたがらない
- 棚卸や発注が「その人の勘」に頼っている
- 在庫のズレが起きても、原因が追えない
属人化が進むと、在庫管理は“ブラックボックス”になります。
そして、ブラックボックスの中では、品減りや不正が見えにくくなります。
在庫は「チームで守る資産」
在庫は、現場だけのものではありません。
経営判断にも、資金繰りにも、信用にも関わる“会社の資産”です。
だからこそ、誰でも見られて、誰でも触れられて、
誰でも記録できる仕組みが必要です。
属人化を防ぐ「見える化」と「共有化」
- 在庫台帳をつくる(紙でもExcelでもOK)
- 入出庫の履歴を残す
- クラウドで共有できる仕組みにする
- freeeなどのツールで“見える化”と“共有化”を両立する
こうした仕組みがあるだけで、
「誰かが休んでも回る」「誰でも原因を追える」会社になります。
やってみるなら…
- 在庫台帳に入出庫履歴を記録し、クラウドで共有
- freeeなどのツールで“見える化”と“共有化”を両立
- 業務フローを標準化して、属人化を防ぐ
ただし、会社ごとに使っているソフトや工程は違います。自社の実情に合わせて、共有の仕組みを設計することが大切です。
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「自分のやり方、これでいいんだろうか?」
「何かモヤモヤする」
「伝わらないことが増えた気がする」
そんな”違和感”が、見直しのサインかもしれません。
在庫も、お金の流れも、“見える化”することで不安は小さくできます。
どこから整えれば良いか、一緒に考えてみませんか?
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老舗酒卸の再建経験をもとに、現場と経営の信頼を整える支援を行っています。
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