在庫のことは、あの人しか分からない…属人化をなくすと、会社の守備力が上がる

平岡誠司

平岡誠司

テーマ:経営のモヤモヤをワクワクに(しごと編)

「在庫管理って、なんだかモヤモヤする…」というあなたへ --未経験でも安心。やさしく学べる在庫管理の基本:第七回


「在庫のことは、あの人に聞かないと分からない」
「担当者が休むと、誰も棚を触れない」
「記録はその人の頭の中にある」──そんな状態、ありませんか?

これは、在庫管理が“属人化”しているサインです。
そして、属人化は会社の守備力を下げる最大のリスクでもあります。

属人化が引き起こすモヤモヤ


  • 担当者が不在になると、業務が止まる
  • 記録が曖昧で、誰も責任を持ちたがらない
  • 棚卸や発注が「その人の勘」に頼っている
  • 在庫のズレが起きても、原因が追えない



属人化が進むと、在庫管理は“ブラックボックス”になります。
そして、ブラックボックスの中では、品減りや不正が見えにくくなります。

在庫は「チームで守る資産」


在庫は、現場だけのものではありません。
経営判断にも、資金繰りにも、信用にも関わる“会社の資産”です。

だからこそ、誰でも見られて、誰でも触れられて、
誰でも記録できる仕組みが必要です。

属人化を防ぐ「見える化」と「共有化」


  • 在庫台帳をつくる(紙でもExcelでもOK)
  • 入出庫の履歴を残す
  • クラウドで共有できる仕組みにする
  • freeeなどのツールで“見える化”と“共有化”を両立する


こうした仕組みがあるだけで、
「誰かが休んでも回る」「誰でも原因を追える」会社になります。

やってみるなら…


  • 在庫台帳に入出庫履歴を記録し、クラウドで共有
  • freeeなどのツールで“見える化”と“共有化”を両立
  • 業務フローを標準化して、属人化を防ぐ


ただし、会社ごとに使っているソフトや工程は違います。自社の実情に合わせて、共有の仕組みを設計することが大切です。


無料で始められる、在庫と資金の見える化支援


「自分のやり方、これでいいんだろうか?」
「何かモヤモヤする」
「伝わらないことが増えた気がする」

そんな”違和感”が、見直しのサインかもしれません。

在庫も、お金の流れも、“見える化”することで不安は小さくできます。
どこから整えれば良いか、一緒に考えてみませんか?

平岡が直接お話を伺います(無料相談はこちら)

老舗酒卸の再建経験をもとに、現場と経営の信頼を整える支援を行っています。

関連記事:
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第三者の目が会社を守る——在庫管理に潜む“思い込み”の罠

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平岡誠司
専門家

平岡誠司(小規模事業者向け経営支援家)

株式会社平岡商店

経営者の実践経験を活かし、経理の見える化・日繰り・在庫管理を軸に、家族経営の経営管理の仕組みづくりを実行支援します。現場の気づきを経営判断につなげ、“らしさ”をいかした経営を一緒に育てていきます。

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