287,450円の行方
まだ、先の事。
自分は大丈夫。
と思っていても、
突然に 住み慣れた我家から
施設に入居することになることもある。
そうなると、当然のことながら、
ほとんどのモノを処分することとなる。
施設に持っていけるだけの量に
これまでの家の中にあったモノから
縮小する必要があるからだ。
自分にとって大切なモノを
選び取ることも十分に出来ず、
目に付くモノの中から
必要そうなものを選ぶのが精一杯。
自分では、最低限のモノだけに
なったと思っていても、
それでも、施設に持って行くには多い。
今回、片付けをしていると、
住み慣れた我家を離れる寂しさや
施設に入居する不安からか、
押入れの中や、
壁に飾ってある絵の裏や
額縁の中などから、
最近、書かれたであろう
新しいメモ書きが貼ってあった。
それには、
「死」や「呪」といった文字が多く
ネガティブな文が書かれており、
ご本人様にはお会いした事はありませんが、
お気持ちを自分なりに想像すると
目に付く度に心が痛かった。
それでも、
日にちが切られているので、
片付けはしないといけない。
4tトラック一杯が
処分するモノで埋まった。
やはり、
元気なうちから少しずつでも
これからの人生に必要なモノ、
本当に自分にとって大切なモノを
選び取る作業をしていただきたい!
と強く思ったと同時に
私も もっと もっと
沢山の人に伝えなければならないと
強く思う作業でした。
シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living