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弘瀨美加

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弘瀨美加(ひろせみか) / 講師

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コラム

モノの処分をしても移動だけでは片付きません。

2019年11月28日

テーマ:シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納

コラムカテゴリ:くらし



セミナーを開催すると
必ずといって良いほど、
受講者様がおっしゃるのが、
・物を処分しても、すぐにモノが増える
・片付けても、また、もとどおり
・モノの量を減らそうと思っているけど出来ない
・片付けなきゃと思うけど腰が重い
などという事。
このような状況の中
どうしたら片付きますか?
その方法を教えて下さい!
とおっしゃいます。

テクニックを学ぶことも
とても大事な事ですが、
それを活かすには、
自分や家族が普段の生活で、
家の中のどこで何をしているか
という事を把握することや
何のために整理するのか?という
目的を明確に持ちモノと向き合って、
自分の気持ちとも向き合うことも大切です。

例えば、
お洒落なお店にランチに行く
という目的を持ったとしたら、
お店の予約をし、
そこに行く為の洋服を選んだり、
その目的の為に行動をおこします。
片付けをする際にも、
・もっと効率よく家の中で動けるようにしたい
・いつも人を呼べる家にしたい
・介護を楽にしたい
・ストレスなく楽に動けるようにしたい
・自分の時間をもっと持ちたい
などという風に目的を明確にすると
行動をおこしやすくなります。
また、モノを仕分ける際、
モノから得られる
あの頃の思い出やその時の自分の思い
といったような情報から、
自分の気持ちと向き合うことで、
自分がしたかった事、好きだった事、
もう十分に満足している事や、
何か心の中にぽっかり空い穴を埋めるために
モノで埋めるという目的を
無意識のうち持ってしまっている事に気がつき、
これからの人生を自分らしく、どう過ごすか
ということを考える機会も与えてくれます。
極端な例をあげると、マザー・テレサは、
新しい物、多くのものを持たず、
着古したサリーとカーディガン、
古びた手さげ袋と、すり切れたサンダルで
日々、過ごしていても
満たされる、幸せだと言われています。
整理収納は、とても奥が深いのです。
モノを あっちから、こっちに移動するだけではありません。
自分と向き合う事、目的を持つ事も大切です。

シニア世代の心身の特性に配慮した整理収納・comfy living

この記事を書いたプロ

弘瀨美加

高齢者に安心・安全な暮らしを届ける住環境サポーター

弘瀨美加(comfy living)

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