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酒匂信次

一人ひとりの「将来」と誠実に向き合う保険のプロ

酒匂信次(さこうしんじ) / ファイナンシャルプランナー

有限会社酒匂保険事務所

コラム

「大村知事の言葉に感銘を受けました(その1)」

2021年9月1日

テーマ:感染対策

コラムカテゴリ:くらし

さて、「壮大な感染人体実験」ともいえるイベント「波物語」の炎上が止まりませんが…





このイベントの是非は「非」で決まり切っているわけですが、この件に関連したことで残念なことが一つと、感動したことが一つ。

残念なことは…「行政批判に終始している方が見受けられる」ことですね。
「どうしてイベント中止にできなかったんですか?」
「注意はした…て他人事ですか?」
「行政がそんな弱腰でどうすんですか?」
みたいな。

これ根本の発想が間違ってて。

逆に「どんな理由で中止にするんですか?」という。(波物語の肩を持っているんじゃないですよ)

そもそもコロナ禍でのイベントは開催基準が決まっていて。
こちら参照(↓)
https://mbp-japan.com/kagoshima/sakouhoken/column/5085688/

特に大事なのが国のルール
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q1-10

今回の「海物語」の場合、「まん延防止重点措置」なので下記のルール。

>まん延防止等重点措置区域である都道府県においては、「発生の動向等を踏まえた集中的な対策」を行います。具体的には、人数上限を「5,000人」とするほか、都道府県の判断で開催時間の制限を設けています。

「5,000人以下」が絶対ルールで、後は地方公共団体への「事前届け出」。

「事前届け出」には「開催が承認される内容」で届け出して、いざ始まったら主催者が「一応感染対策してって言ったもんね」で野放し。そもそも5,000以上チケットを売って、払い戻しもしていないわけですから、鼻っから守る気なんか無かったんだろうなと。酒類提供以前の問題なんですよね。

どうなんでしょうね。いい表現が見つからないですが…
喫煙者なのに「タバコ吸いません」と言ってホテルの「禁煙部屋」に泊まって、ゴスゴスに煙草吸って、吸い殻そのままにして帰った、みたいな感じでしょうか。もっと悪いかな。

でも、地方公共団体としては「承認を得られるような届け出」をされたら承認せざるをないですよね。
過去の万引き歴のある人(罪は精算済み)がスーパーに入ってきた瞬間に「お前!また万引きするだろ!」と排除できないような感じでしょうか。
あと「イベントをやめさせろ!」と言う意見もありますが、そこでイベント主催者が黙認の状態があったとして、観客が盛り上がっている状態で、知事がステージ上がってきて「即刻中止!」と言ったらそうなるんでしょう?
「ボクは死にましぇーーーん」どころの騒ぎじゃないでしょうね。
飲酒して瓶も缶も手元に持っている人々がステージにそれを投げ込み始めたら…
怖いですね…

というわけで、ここまで来て「波物語」を「海物語」と誤記していたことが判明。
急いで訂正しました。
https://news.nifty.com/article/economy/business/12117-18655/

以下、二つ目は明日以降に続きます。
大村知事が一回も登場しなかったですね(;’∀’)

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