コラム2021-65の補足(その1) 2021-66

酒匂信次

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今隣県の某市での仕事の前に、準備をしていました。
だいたい終わりましたので…
昨日(2021年3月6日)のコラム(夢のような一夜 2021-65)の補足をしたいと思います。

昨日のはちょっと感傷的、感情的に過ぎましたね。
いや、一昨日の演奏会の素晴らしさは会場に行った方々は周知の事実で、SNSもかなり「バズっている」状態ですし、私もいたく感動して、朝目がさめて衝動的に投稿をしてしまったわけですが。
この文章じゃ、「で?どんな演奏会だったの?」ということは全然わかりませんね。
「最高と最強のベルトを一緒にしたら、きっとすごいことになります!」と言った某団体のチャンピオンとあまり変わらない。



どうすごいのか?

決して「演奏会レビュー」などという分不相応なものではなくて、自分が目で、耳で感じたことをまだ記憶が鮮明なうちに記しておきたいと思います。

1.「プロメテウスの創造物」序曲
冒頭の総奏の「寄らば切るゾ!」的な切れ味!でも質感のある音。
そして残響の短いホール(;’∀’)
指揮とオーケストラ全体が「一つの生き物」のようにクネクネとしなやかに動き回る。
ヴァイオリンの刻みの鮮やかなこと。一人で弾いてるみたい。
おお!すごい!あらま!と驚いていたら、気が付いたら曲が終わってました。

2.ブラームス:ヴァイオリン協奏曲
言わずと知れた「真田丸」のテーマで知らない人はいない三浦文彰さんの協奏曲。
予習の意味で辻井伸行さんとのフランクとブラームスの雨の歌のCDをまあ、何度も聴いていました。
 オーケストラの前奏。何と上質な音。軽やかだけど質感がある。ブラームスは交響曲2番と同じで時期に、避暑地ペルチャッハでこの曲を書いたんでしたかね。木管、ホルンの繊細に水彩絵の具を重ねるような曲頭のフレーズがなった途端に、脳裏にペルチャッハの澄んだ湖、鮮やか過ぎない緑の山々の風景が広がった。まあ、ペルチャッハに行ったことないけど。
充実の前奏の後に、三浦さんのソロの登場。フレージングを長めにとっているように?感じた。もちろんすごい美音。オーケストラの音ももちろん上質なのですが、その上にさらに乗っかるような上質な音。高級なしゃりの上にのった、適度に脂ののった中トロ、みたいな。
まあ、そんなにお寿司を普段たべてるわけではないけど。中トトロ、ではないですよ。
(ボケる必要はない!)
あとは、その美音を追うので精いっぱい。1楽章後半のカデンツァでは、2000名収容のホールが水を打ったような静けさに、ひたすら美音が響き渡る。「今日が楽しみで仕方ない!」という観客が集まった感じ?みんなやればできるじゃん!みたいな。(上からか?)
ただ…やはり市文の2階は…ステージが遠いな。音的に。もっといい席買えばよかった…
2楽章の例のオーボエソロの素晴らしさと言ったら!
あ、前後しますが、1楽章のソロ登場の時に和音の下支えするティンパニのロールの「何かコントラバスかそれっぽい音」の質感。休憩時に打楽器以外の楽器の方が口をそろえて言っていましたね。「ティンパニって打楽器じゃないね」と。でしょ!みたいな。
あと、三楽章の最後マーチ的フレーズからの追い込み、木管の装飾音が聞こえる聞こえる!
ラストは一切遅くせず、緩まず、スパッ!と終結。かっこいい!
観客の「真田丸おねだり」的な拍手が続きましたが…
まあ、無いですよね(;’∀’)

あ!そろそろ仕事先に行かないと。

後半の交響曲第4番はもちろんすごかったんですが…

続きはまた後日にします。

ここまで校正なしで一気に書いたので、誤字脱字変な表現は後で直します。

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酒匂信次
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