当たるパーソナルカラー診断とは
“パーソナルカラーでマウントをとってくる女がいる”
そんな記事を目にしました。
「ブルべ・イエベってうるさい」
「そんなものは気にせずただ好きな物だけで化粧して服を着たい」
コメントを寄せている人は20代~30代前半の女性たちでした。
“パーソナルカラーなんてうざい”と感じているひとは,
「自分の好みがはっきりしているひと」なのだなぁと思いました。
自分の「好き」がよく分かっていなかったわたしからすると,本当に眩しく思える存在です。
「好きな色を使えばいいじゃん」
そんな記事を読みながら,友人Yさんのことを懐かしく思い出しました。
お洒落が大好きで,もともと洋服に関する仕事をしていた彼女と初めて会ったとき,
わたしがカラーの仕事をしていることを話しました。
どんな人でも「色」によって肌感,パーツの際立ち,生き生きとした印象が変わることや,
何より似合う色を付けていると,見た目も気持ちも自分らしくいられることなど,色んな話を聞いてもらいました。
その話の最後に彼女から言われた言葉が「え?好きな色着たらいいじゃん」でした。
確かにそうなのです。
①「好きがはっきりしているひと」にとっては,
「カラーで縛られたくない」「カラーで制限される」という思いがあり,パーソナルカラーがうざくなることがある
②「好きや似合うがわからないひと」にとっては,
自分と相性の良い色を身に付けたとき,鏡の前の自分が別人のように輝きだし,新たな自分を発見。「分からない」「つまらない」という悩みから解放され,楽しみが広がる
のです。(20代のときのわたしは①,30代になったら②でした)
初めは「カラーは受け入れがたい」といった様子の友人Yさんでしたが,
実はその後,ある出来事がきっかけで一変。(これについてはまた書きますね)
わたし以上の熱量で,周りの人にカラーの魅力を伝えてくれ,私の仕事を強力に応援してくれるようになったのです。
昨今のカラー診断ブームで広く知られるようになったパーソナルカラーですが,
これは「オシャレ好きで自分の『好き』を今しっかり持っている人」よりは
・自信がないひと
・人見知りなひと
・人生をリスタートさせたいひと
にぴったりだと思っています。
なぜなら私自身がそうだったからです。(その話はコチラ→「人生が変わるきっかけになるかもよ」)
「色」は,単に表面を着飾るためだけのものではありません。
色をきっかけに人生が変わるほどの,
知れば知るほど「深イ~イ」とその奥深さに脱帽するような…そんなものなんです☆彡