なぜコーチングは部下育成で役に立たないのか?
あなたはどう思いますか?
『看護管理者に求められるコンピテンシー』
コンピテンシーとは、
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特定の職業や役割で成功するために
必要な知識、スキル、能力、態度の総称
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と言われています。
僕が考えられる限り挙げると…
リーダーシップ、組織マネジメント、コミュニケーション、
人材管理、人材育成、問題解決、プロフェッショナリズム、
セルフマネジメント、研究活動、法規制の理解、
ストレスマネジメント、モチベーション管理、
品質管理、財務管理、チームビルディング、紛争解決、
コンフリクトマネジメント、時間管理、デリゲーション、
イノベーション、リソース管理、戦略的計画、危機管理、
パフォーマンス評価、フィードバック、プロジェクト管理、
情報管理、データ分析、人材ネットワーキング、
エンゲージメント、マーケティング、患者教育、家族支援、
質のモニタリング、ナレッジマネジメント、テクノロジー適応、
他職種連携、エンパワーメント、メンタリング、
リスクアセスメント、グローバルヘルス、 …などなど
書くのもしんどく感じるほどです^^;
(読む方も大変ですよね…笑)
と、まぁたくさんあるわけです。
そして、どれも大切です。
しかし、
『今最も求められるものは?』
と問われたら、何だと答えますか?
僕は
『エンロールメントスキル』
だと考えます。
(実は上記には含めていません)
エンロールメントスキルとは
「他者を巻き込む能力」のことです。
リーダーシップを発揮するにも
マネジメントをしっかり行うにも
働き方改革を推進していくにも
この
『エンロールメントスキル』
は、必須です。
では、どうすれば
エンロールメントスキルが上がるかというと
『伝える力』を高める必要があります。
さらに、そのための
『伝える順序』についてお伝えします。
これで、あなたの
巻き込み力は数倍になるでしょう。
その伝える順序は下記のとおりです。
1)Why(なぜ)
2)How(どのように)
3)What(何を)
普通は「何を」「どのように」しか伝えません。
例えば、
「掃除をしてください(何を)
備品だけでなく、書類も。
当番制で全員でやるように(どのように)」
といった具合です。
しかし、これだと
どうもやらされ感が強くなり、
反発したくなりませんか?
順序を変えるとこうなります↓
「私たちの職場をきれいに整え
気持ちよく仕事をしたいと思いませんか?(なぜ)
みんなで分担して(どのように)
備品と書類を片付けましょう(何を)」
どうでしょうか?
理由が加わるだけで心が少し動きませんか?
人を動かすには
『理由』がとても大切です。
何かを依頼するとき、
仕事の指示を出す時には
かならず『理由』をセットで話しましょう!