なぜコーチングは部下育成で役に立たないのか?
組織マネジメントコーチの山本です。
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人を育てるって、
本当に難しいですね。
わが子でさえ
思うようにいかないのですから。
今回は子育てネタと
同じような内容になりますが、
『人を育てるストレス』
について
考えてみましょう。
部下育成でも子育てでも同じですが、
『育てる過程』
って、
結構ストレスフルじゃないですか?
「なんで、こんなこともできないんだ!」
「もうちょっと自分でなんとかしなさいよ!」
「わからなかったら、すぐに聞きにおいで!」
「すぐに諦めずに、もうちょいがんばりなさい!」
などなど…。
挙げだしたらキリがないですね^^;
こうしたストレスからは
解放されないように思いますが、
たった1つのことを意識するだけで
スッと心が軽くなります。
その意識することとは
『言うことを聞くとは思わない』
です。
山本五十六さんの名言で
『やってみせ、言って聞かせて、
させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ』
というのがありますが、
実際はというと…、
『やってみせ、言って聞かせて、
させてみて、ほめてやっても、部下は動かず』
なんて状態もよく聞きます。
極端かもしれませんが…^^;
でも…、
どんな関わり方をしても
動かない部下は動きません。
逆に、どんなに関わり方を間違っても
動く部下は動きます。
この差は何かというと、
『内発的動機』
です。
つまり、自分の内側から
『やりたい!』があふれ出ると
極論、放っておいても大丈夫です。
でも、
内発的動機ってアプローチしにくいですよね。
だから最初から
『言うことを聞くとは思わない』
と、教える側が
思っておくことが大事なのです。
ストレスを抱えたまま一生懸命に教えると
つい、眉間にシワがよったり、
語調が強くなったりして
心の距離が離れてしまいます。
そうなると、
教えても教えても成長につながりません。
学校でもそうですが、
どんなにすばらしい授業をしても
その先生を嫌いな生徒の成績は伸びませんから。
まずは、教える側が
心にゆとりを持つところから始めませんか?
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