悩ましい階層の課題を解決する意外な方法
組織マネジメントコーチの山本です。
「やめたいんです」
って、
心臓に悪い一言ですよね。
その前段階の
「ちょっとお話が…」
というのも
できれば聞きたくないものです。
僕の元には
離職防止についてのご相談メールが
結構な頻度で届きます。
そんな時、考えて欲しいと
お伝えしているのはこの一点です。
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ここにいる理由は何か?
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僕自身も会社を辞めて
起業した身です。
上司や仲のいい先輩、
同僚や後輩に話をしました。
あなたにも転職のご経験があれば
お分かりだと思います。
かなり勇気のいる決断ですよね。
その大きな勇気を出してまで
辞めるというのは
その理由こそが大事なはずです。
このことは
セミナーや研修でも
必ずお話しています。
『ここにいる理由』が
給与や勤務体系などの『待遇面』であれば
他にいいところがあれば
簡単に辞めるという決断につながります。
しかし、その理由が
「頼れる先輩が支えてくれる」
「親身に相談に乗ってくれる同僚がいる」
「適切な助言をしてくれる上司がいる」
などの『人間関係の良さ』や
その結果として得られる
『仕事のやりがい』
『自身の成長の実感』
であれば、
辞めるという決断にはなりにくいでしょう。
つまり、
『人間関係の質を高める』ことが
人材の定着や離職率の低下につながる
ということです。
言い換えるなら、
『いかにして人間関係の質を高めるか』
これを徹底して考え、策を打つことこそ
離職防止の最重要課題だってことです。
また、そのために
どれくらいの予算が妥当かを考える際、
下記のような計算も参考にしてみてください。
【研修による離職防止効果】
管理職→ゼロ、管理職以外→全離職の30%減
※僕が提供している看護管理者向け研修プログラムの効果です
【研修による採用費節減効果計算方法】
管理職の離職者数:(A)人
管理職以外の離職者数:(B)人
一人あたりの採用単価:(C)万円
(平均値60万円程度)
([[name1]]さんの実数値で計算してみてください)
計算① 離職防止人数:(A)+(B)×30%=(X)人
計算② 採用費節減額:(X)×(C)=(Y)万円
例)職員300名規模の病院
※年間離職率11%、採用費用60万円/人(平均値)で計算
。
管理職の離職者:3名、管理職以外の離職者:30名
計算①管理職3名+管理職以外9名=12名の離職を防止
計算②12名×60万円=720万円 の採用費節減効果が見込める
※上記の「採用費用」以外にも「教育費」もかかりますし、
教える側の仕事の生産性低下も考慮すれば
もっと多くの金額がかかることも想定されます。
人材の採用って
結構なお金がかかっています。
その流出を防ぐことは
大事な大事なミッションですよね。
しかし待遇面を
魅力的にするには限界があります。
もし、『人間関係の質を高める』ことに
真剣に取り組むなら、
研修や勉強会をたくさん開催して
お互いに相談し合える関係を築いてくださいね!
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(チャンネル名:【医療機関】組織マネジメント)
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