なぜコーチングは部下育成で役に立たないのか?
看護部専門組織マネジメントコーチの山本です。
たくさんの人が持てる力を発揮することが
組織力を高めてくれます。
となると…、
人数が少ない管理者よりも
現場で働く看護師さんたちが
力を発揮できるようにすることが大事!
と考えがちです。
ですが、現場で働く看護師さんたちが
力を遺憾なく発揮できる環境を作るのは
管理職の仕事です。
さらに言うと、
管理職の立ち居振る舞いが
多くの看護師さんに影響します。
僕はコーチングを学んだ時に
『コーチ(自分)の影響力を
クライアントの反応から感じ取りなさい』
と教わりました。
・どんな発言をしたらクライアントがどう反応するのか?
・自分が発した一言がクライアントをどう変化させたか?
・表情や態度でクライアントはどんな影響を受けたか?
などなど、
コーチとしての影響力を推しはかりながら
セッションをしていかないと
独りよがりなコーチングセッションになってしまいます。
これは管理職の
普段の立ち居振る舞いにも
共通していると思いませんか?
例えば…、
管理職がいつもと違う行動をとると
部下や後輩たちは
「何かあったかな!?」と
気になってしまうことがあるでしょう。
人が行動すれば
必ずその周囲の人たちに
何らかの影響を与えています。
その影響力を感じ取りながら
立ち居振る舞いを考えねばなりません。
忙しくてイライラしながら仕事をすると
周りに威圧感を与えて萎縮させてしまいます。
逆に、
時間と心にゆとりを持って仕事をすると
周りも落ち着き安心して働けますよね。
ぜひご自身の時間と心に
ゆとりを持つように心がけてくださいね!