【WLBコラム】コミュニケーションギャップをなくして時短する方法〈ティーチング編〉
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
3月も下旬に入り、年度末真っ只中
もうまもなく新しい年度に移り変わりますね。
僕たち研修講師にとってはとても多忙な時期です。
そう、新人研修。
官民問わず、また中小から大企業まで
多くの組織や企業が行う研修です。
大体の内容は皆同じで、
・学生から社会人になるにあたって変わる考え方
・ビジネスマナー
・仕事に対する心構え
などがテーマになっています。
しかし、もっと大事なことがあります。
それは・・・、
『存在目的(あり方)』
です。
・組織(企業)の存在目的
・わたしの存在目的
この二つを考えてもらうことが重要です。
心構え・考え方・マナーなどは
いわば、『手段(やり方)』です。
「どうやるか?」を教えていると言えます。
が、「どうやるか?」の判断基準は
「どうあるか?」です。
逆に言うと「どうあるか?」なくして、
「どうやるか?」は判断できないのです。
また、存在目的は、
やるべきかやらざるべきかの判断にも
やるべきことの優先順位にも影響します。
例えばディズニーランド(ディズニーシー)では
『ファミリーエンターテイメント』をコンセプトに
世代を超え、国境を超え、
あらゆる人々が共通の体験を通してともに笑い、
驚き、発見し、そして楽しむことのできる世界
を目指しているそうです。
それと同時に優先順位も明確にしています。
【パーク運営の4つの鍵「SCSE」】
ディズニーテーマパークでは、
Safety(安全)、Courtesy(礼儀正しさ)、
Show(ショー)、Efficiency(効率)という
4つの行動基準を設けています。
この4つの鍵を、
それぞれの頭文字をとって“SCSE”と呼んでおり、
これらは優先順位の高い順に並んでいます。
“SCSE”の優先順位を守り行動することによって、
ゲストにハピネス(幸福感)を提供することができます。
(オリエンタルランドより引用)
これらが毎日の業務を支え、顧客満足度を高め、
また、緊急時にも非常に大きな指針となります。
特に、東北大震災時の東京ディズニーランドの神対応は
ニュースなどにも取り上げられたので、
ご存知の方も多いと思います。
話は少しそれましたが・・・、
新人研修でもっとも大事なのは、
お互いがお互いの『存在目的』に耳を傾けることです。
ぜひ存在目的を共有してみてくださいね!
では、今回はこの辺りで失礼します。