【WLBコラム】『決めた予定を必ずやりきるためのスケジューリング10か条』生き方改革vol12
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
先日から『生き方改革』についてシリーズで記事を書いております。
前回、『【第4条】クッションタイムを作れ!』で
突発的な対応が必要になった時や頼まれごとをされた時でも
できるだけ後の時間に影響させない工夫をお伝えしました。
今回は
『【第5条】想定外リスクを想定せよ!』
についてお伝えしていきたいと思います。
今回は極めて当たり前の話になりますので、
読み飛ばしていただいてもいいかなと思いますが、
意外や意外、結構多くの人が、
この「当たり前」をしていないのです^^;
とてももったいないことです。
さて、では本題。
想定外の出来事が起こってしまうと、
あなたはどう思いますか?
前回の急な対応や、頼まれ仕事なども
同じだと思いますが・・・。
例えば、
「いつもの時間にいつもの電車を待っていたのに、
事故によって電車の到着が10分遅れそう」
あるいは、
「いつもなら車で30分あれば十分着く道のりなのに、
大事な商談があるその日に限って大渋滞している」
など、
これらに似たような経験をして焦ったことありませんか?
想定外のことが起きると、
その出来事についての情報を整理し、
次のタスクなどに影響しないか考え始めます。
が、時間的に切羽詰まってくると、
そのプレッシャーも相まってストレスを引き起こします。
なのですが、
例えば、その対処法を知っていたとしたら・・・、
どうでしょうか?
その場合、焦ることなく対処できますよね?
つまり、こういうことです。
『想定さえすれば、想定外ではなくなる』
当たり前のことです。
「電車が10分遅れるとしたら・・・」
「渋滞だったとしたら・・・」
と、ちょっと考えておくだけで、
対処法の一つや二つは頭に浮かぶでしょう。
順調にいくこと、
理想通りことがうまく運ぶことだけを想定しないで、
順調にいかない場合、
理想通りに進められない場合をちょっと考えてみてください。
考えるだけなら、数分で十分でしょう。
その数分のうちに、例えば、
代わりの交通機関の時刻も見ておくこともできるでしょうし、
「出先でできる仕事を持ち出して、先に移動してしまう」
ってプランを考えることもできるでしょう。
想定外をなくすためには、
いろんなことを想定するしかないのです。
とはいえ、あまり神経質になる必要もありません。
ちょっとうまくいかなかった場合を考えるだけで十分です。
焦った時になされる判断は
最良の判断になり得ない場合が多いと思いませんか?
そして、
「あの時、あと10分早く出ていれば・・・」
「一本早い電車で予定しておけば・・・」
「時間が読める公共交通機関で行っていれば・・・」
と後悔してしまいます。
後悔を引きずると、次の仕事にも身が入りません。
結果、仕事の質が落ちるか、
無駄な時間を使ってしまうかのどちらかです。
ぜひ、想定外のリスクを考えてみてください。
ちょっと考えるだけで、
スケジュールの崩れを最小限に抑えられると思いますよ!
では、今回はここまでとさせていただき、
次回は『【第6条】他の人に任せられないかを考えよ!』
について、ご紹介していきたいと思います。