【WLBコラム】『【第6条】他の人に任せられないかを考えよ!』生き方改革vol18
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
先日から『生き方改革』についてシリーズで記事を書いております。
前回、第4章『決めた予定を必ずやりきるためのスケジューリング10カ条』の
前置きとして、考え方と行動を変えることの重要性をご紹介しました。
さて、今回からは具体的な10カ条の中身をご紹介します。
まずは
『【第1条】ゴールだけでなく、スタートも記入せよ!』
についてお伝えしていきたいと思います。
これは、
「つい、締め切りギリギリで慌ててしまう」って方には
もってこいの方法ですので、そんな方はぜひ実践してみてください。
さて、締め切りギリギリで慌ててしまったら・・・、
結局、そのあとの予定が全部後ろ倒しになることってありますよね。
そんな「あーっ!もうどうしよー!焦るー!」って状況を
打破する方法をご紹介します。
この解決策はごくごくシンプルな手法ですが、
意外と実践している人は少ないです。
「いいね!」と思ったら、
ぜひ実践してみてくださいね!
その方法とは・・・、
『着手日(スタート)を手帳に書き込む』
たったこれだけ。
締切日や提出日(ゴール)を手帳に書き込むのは当然ですが・・・、
作業工程を考えて、作業時間を見積もり、着手日まで書いていますか??
そういう僕も実は、
会社員時代までは締切日しか書いていませんでした。
・〇〇報告書提出
・〇〇社へ企画書持参
・社内会議出席
・〇〇社の朝礼へ同席
などなど。
報告書も企画書も、
会議や朝礼で使う資料も当然必要です。
が、いつも、訪問日や会議・朝礼の日の直前になって
「あっ!資料作らなきゃ!」って慌てていました。
日々の業務に追われて・・・、
大切な仕事なのに締め切り直前に慌てて
「やっつけ仕事」のようになってしまったり、
時間がかかることがわかっていながら後回しにして、
結局締め切りに間に合わず、周りに迷惑をかけたりと、
なんとも程度の低いミスを連発していました^^;
で、覚えておこうと必死にメモに残したりするんですが、
そのせいで、今度は簡単な仕事を忘れてしまったことも何度かあります。
残念ながら・・・、
僕たちの頭の中はいくつも同時に処理できるようには
できていないようです。
脳は、一つのことに集中した方が
よっぽど生産的で効率よく働いてくれます。
パソコンに例えると分かりやすいかもしれません。
パソコンも、パワーポイントにワード、エクセル、
メールソフトにインターネットブラウザなどと
たくさんのアプリケーションを一度に開いて作業していると・・・、
フリーズしたり、動きが鈍くなったりしますよね?
それと同じようなことが頭の中でも起こり得ます。
「○日までにこれを仕上げて、その前には○○さんに確認してもらって・・・・、
あっ、同時にこっちの仕事も△日までに仕上げとかないと!」
なーんて、頭の中のアプリケーションをたくさん立ち上げた状態だと、
突然頭が真っ白になったり、いくつか抜け漏れが発生したりしますよ。
それを防止する意味でも
「着手日を書き込む」を実践して欲しいのです。
だって、
着手日までは忘れていても全然問題ないですからね!
逆に、忘れることで
一つのことに思いっきり集中できます!
タイムマネジメントの本質は、
『やるべきことを、やるべきタイミングでやる』です。
いつやるのかを決めて、締切日や提出日だけでなく、
『着手日(スタート)』を手帳やスケジューラに入れておていくださいね!
この一手間だけで、
締め切りギリギリに慌てないで済みますからね!
では、今回はこの辺りで失礼します。
次回は、
【第2条】自分だけの時間も記入せよ!
についてご紹介します。