【WLBコラム】『【第6条】他の人に任せられないかを考えよ!』生き方改革vol18
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
先日から『生き方改革』についてシリーズで記事を書いております。
前回は、ワークライフバランスを実現するためのタイムマネジメントとして
『あなたが大切にするべき3つのこと』をご紹介しました。
その3つ、すべて明確になりましたでしょうか?
まだ明確でない方も、ぜひ考え続けてくださいね!
さて、今回は
『大切なものを優先していますか?』
についてお伝えしていきたいと思います。
ところで・・・、
ワークライフバランスの本質を覚えていますか?
==================
一番大切なことは、
一番大切なことを、
一番大切にすることである
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『7つの習慣』というビジネス書としては
異例のベストセラーを世に残された
スティーブン・R・コヴィー博士の言葉です。
(参考記事:ワークライフバランスの本質とは?)
あなたは今、
一番大切なことを一番大切にできていますか?
もし、そうでないならば、
今すぐに考え方と行動を変えてください。
僕たちに与えられた時間は有限です。
「いつかやろう」の「いつか」は
放っておいたらいつまでたってもやってきません。
「時間ができたら・・・」の「時間」は
自分が創り出す以外に生み出されません。
大切だと思うのならば、
それを大切に扱うためにも、
しっかり時間を確保し、最優先で行いましょう。
話は変わるようで変わりませんが・・・、
僕の父親は2008年に他界しています。
がんでした。
メラノーマという進行の早い皮膚がんで、
発覚から1年余りで亡くなりました。
当時、僕は製薬メーカーに勤めていて、
一般の人よりは知識もコネクションも持っていました。
が、治療に役立つことは何もできず
もどかしい日々を送っていました。
それだけならまだしも、
実家から距離にして約1,000km離れた土地に暮らしており、
会いに行くことすらままならない状態。
そして、結局父親の最後を看取ることはできませんでした。
何度も会いに行こうと思いましたが、
お金と時間がかかることを言い訳に
手術の時以外は、会いにいきませんでした。
電話ならお金も時間もかからないのに、
本当に伝えた方った想いや感謝の言葉は
伝えられませんでした。
今でも、あの時に戻れるなら
父親にたくさんの「ありがとう」を伝えたいと思っています。
当時の僕は、
一番大切なことを一番大切にできなかったのです。
これほど悔いの残る時間の使い方はありません。
自分が生きて、元気なうちはあまり意識できませんが、
命に限りがある以上、僕たちが使える時間にも限りがあります。
同じように、周りの人の時間にも限りがあります。
大切なことを大切にするためには、
その限りられた時間の中で行うことが絶対です。
家族との時間だけではありません。
仕事でのチャンス、交友関係、
自分の成長、新しいことへのチャレンジなど、
本当に大切にしなければいけないことに
ちゃんと時間をとってほしいのです。
そして、前回お伝えした、
あなたの価値観、人生の目的、役割も同じくです。
さて、大切なものを優先して実行するためには、
優先順位を明確にしなければなりません。
その方法については、
下記の記事にまとめておりますので、
ぜひご一読いただき、
今の時間の使い方を見直してみてくださいね!
ワークライフバランスを実現する優先順位のつけ方
最後になりましたが・・・。
経営者の方や管理職の方ならば、
ぜひ社員や部下の『一番大切なこと』にも耳を傾けてあげてくださいね。
この話が組織内で恥ずかしげもなくできるようになると、
ワークライフバランスやメンタルヘルスなんて問題じゃなくなります。
僕のクライアントの中には、
そんな企業さんも実際に存在しています。
当然ながら売上や利益も右肩上がりで成長し続けています。
時間を有効に使うことは、
単に空き時間を生み出すだけではありません。
その分の成果は必ずと言っていいほど
顕著に現れてきます。
ぜひ、大切なことを大切にする、
大切なことを優先的に実行して行くという
考え方と行動を身につけてください。
経営者や管理職の方も、
まずはあなた自身の『一番大切にすべきこと』を
最優先に持ってくる時間の組み立てを考えてみてくださいね!
では、今回はここまでとさせていただき、
次回は『優先順位を守ってスケジューリングしていますか?』について
ご紹介させていただきます。