【WLBコラム】『決めた予定を必ずやりきるためのスケジューリング10か条』生き方改革vol12
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
先日から『生き方改革』についてシリーズで記事を書いております。
前回は第一章の最後
『ワークライフバランスの本質とは?』
についてお伝えしました。
さて、今回からは、
第二章 時代の潮流から見たタイムマネジメントの重要性とは
・多くの人が勘違いしている「時間の大切さ」とは
・人生100年時代の到来
・主体的な働き方改革が求められる
・ますます必要とされる自己投資
といった内容をお伝えしていきますね。
時代の潮流というと大げさと思われるかもしれませんが、
いつの時代も時は流れ、また同時に常識も変わっていくものです。
大きな流れを把握しつつ、今の自分の時間の使い方を見直していく上で、
欠かせない情報だと思います。
さて、その流れを見ていく前に、
多くの人が勘違いしている「時間の大切さ」について
考えていきたいと思います。
僕は研修で様々な土地を訪れます。
うれしいことに旅行として行きたかったけど行けていない先などにも
数多く呼ばれて伺うことができています。
そんな先で受講者の方々にいつも質問するのです。
「これまで来たかったけど、やっと念願叶いました。
家族にも自慢できます。
その証拠として、また家族へ気持ちとして
お土産を買いたいのですが、どなたかお金を貸してくれませんか?」
すると・・・、
当然ながら、誰もがうつむき、目も合わせてくれません^^;
見ず知らずの僕には
誰もお金を貸そうとしてくれないのです。
ところで・・・、
時間の大切さを表すことわざにこんなのがあります。
===========
時は金なり
===========
時間はお金のように大切にするべきだ
という教訓を含んだことわざです。
ということは、お金同様、
時間だって簡単に貸したりしないほうがいいのではないでしょうか?
しかし、あなたの現状を思い出してみてください。
上司でも同僚でも、家族や地域の方々でもいいでしょう。
「○時からの会議に代わりに出ておいてくれ」
「ちょっと、これやっておいて」
「手が空いているならお願い!手伝って」
「出席するだけでいいから次の会合には出てね」
なんて言葉を受けて、
「仕方ないな〜」と自分のやるべきことを後回しにしてはいませんか?
これって、つまりは、
『時間を他人に貸している』ということです。
しかも、お金を時間を比較した時、
お金よりも時間の方がもっと大切だということに気がつきます。
例えば、お金なら稼ぐこともできますので、取り返せます。
しかし、失った時間はもう取り戻せません。
また、1日くらいならお金を使わずに過ごすことができますが、
僕たちは一瞬たりとも時間を使わずに過ごすことなどできないのです。
ということは、
時間はお金より、もっというと何よりも大切にすべきです。
今、あなたは本当に自分の時間を大切にしていると言い切れますか?
さて、今回はここまでとさせていただき、
次回から時代の潮流を3つに絞って見ていきたいと思います。
では、今回はこの辺りで失礼します。